同じホテルに連泊する際、「もっと静かな部屋が良い」「窓からの景色を変えたい」など、さまざまな理由から部屋の変更を希望する人は少なくありません。
ですが、部屋を変えたいと思ったときに気になるのは、同じホテルで違う部屋に泊まるのは可能なの?ということですよね。
本記事では、ホテルで連泊中に部屋を変更することが可能なのかや、変更方法、スムーズに移動するためのポイントをお伝えします。

ホテルの連泊で部屋を変えるのはあり?
結論から言うと、同じホテルで違う部屋に泊まるのは可能です。
ただし、ホテル側に空室がなく対応できないケースもあるため、部屋の変更を希望する場合は早めに伝えることが大切になります。
もし、宿泊前から「1日目と2日目は違う部屋に泊まりたい」などと考えている場合は、予約サイト等で部屋を予約しておくほうが確実です。
ホテルの部屋を変更する理由は?
ホテルの連泊で部屋を変えたい理由はさまざまですが、特に以下のようなものが多いです。
以下で、具体的な内容について紹介します。
景観やロケーションの違いを楽しみたい
特にリゾート地では、違う部屋からの眺めを楽しみたいという理由での変更希望も多いです。
部屋を変えるだけでもワクワク感を味わえますし、日ごとに異なる景色を楽しむことで旅行の思い出がさらに豊かになります。
また、部屋によっては日当たりや風通しが異なるため、より快適な環境を選べることもメリットです。
騒音問題
隣室の騒音やエレベーター付近の音が気になる場合も、部屋移動を希望する理由になります。
特に夜間の騒音が気になる場合や小さな子連れの場合は、静かなフロアや部屋に移って安眠できる環境を整えるのも大切です。
長期滞在であればあるほど、ストレス軽減のためにも騒音の少ない環境が重要だと言えるでしょう。
異なる部屋タイプや設備を試したい
バスタブ付きの部屋や広いスイートルームなど、異なる部屋タイプを体験したいというのも部屋移動の理由のひとつ。
同じホテルへの連泊でも、異なる設備が備わっている部屋を利用することで、より快適で特別な滞在を楽しむことができます。
さらに、洋室から和洋室に変えるなど、部屋タイプを変更すると連泊でも異なる雰囲気を感じられる点が魅力です。
宿泊費の節約
ホテルの連泊で部屋を変えたい人の中には、宿泊費の節約を目的とする人もいます。
これは、複数の旅行予約サイトを使って予約すると異なるプラン割引が適用されて、同じ部屋に連泊するよりもトータルの宿泊費が安くなることがあるためです。
当日「部屋を変更してほしい」と言うと部屋の空き状況によっては断られる可能性がありますが、事前に違う部屋を予約しておくことで確実に移動できます。
同じホテルの部屋変更は無料?
一般的に、同じグレード内での変更は無料で受け付けてもらえる場合が多いです。
ですが、スタンダードタイプからスイートルームなどへのアップグレードは、差額の支払いが必要になります。
ホテルや予約方法によっては、一度現在の予約をキャンセルして予約を取り直す必要があり、そのときはキャンセル代が発生する可能性があることを押さえておきましょう。
ホテルの連泊で部屋を変える方法
ここでは、ホテルの連泊中に部屋を変える方法を紹介します。
早めにリクエストを伝える
同じホテルへの連泊で部屋を変えたい場合は、チェックイン時などのタイミングに、フロントスタッフへ希望を伝えましょう。
早めに伝えるとホテル側も対応しやすいので、電話予約の際やチェックイン時などに聞いておくと希望が通りやすくなります。
変更が可能な条件を確認
ホテル側が部屋変更を受け入れるには、空室状況が影響します。
特に繁忙期は部屋の空きがないケースも多く、確実に移動したいなら事前予約をしておくのがおすすめです。
また、ホテルによっては部屋変更の際に追加料金が発生することもあるので、あらかじめ確認しておきましょう。
部屋変更時の手順
ホテルでの部屋替えは、大まかに以下のような流れで行われます。
荷物はまとめておくか、フロントに預けておけば、ホテルスタッフが移動してくれるケースが多いです。
部屋移動の際は、通常フロントデスクで新しい部屋の鍵を受け取る必要があります。
ただし、ホテルによっては移動当日のチェックアウト時間に合わせて鍵の交換が行われることや、次の部屋の準備が完了するまで一時的に待機する必要がある場合も珍しくありません。
移動が決まったタイミングで、新しい部屋に移れる時間を聞いておくといいでしょう。
ホテルで部屋を変えるときに注意すべき6つのポイント
ホテルの連泊で部屋を変えたい場合に注意すべきポイントは、以下6つです。
詳細は、以下で順に説明します。
なるべく早めに伝える
騒音など、実際に宿泊してみないとわからない理由で部屋を変えたいと思うこともあります。
部屋の変更は当日でも受け付けていますが、問題はホテルに空き部屋がなければ移動先を確保できないということです。
ですから、部屋を移動したいと思ったら早めに伝えることが重要になります。
荷物の管理に注意
部屋を移動する際は、荷物が紛失しないように注意しましょう。
貴重品は必ず自分で運ぶか、ホテルのセキュリティボックスを利用するようにしてください。
部屋変更の追加料金が発生する可能性
部屋のグレードアップや特別な部屋タイプを選ぶ場合、追加料金が必要になることも。
反対に、1日目がスイートルームで2日目以降はスタンダートルームのようなダウングレードも料金が変わるため、場合によっては手続きが必要になる可能性があります。
他の宿泊客への配慮
深夜や早朝の部屋移動は、他の宿泊客に迷惑をかける可能性があるため避けましょう。
昼食後〜夕飯前の時間帯は不在の客も多いため騒音トラブルになりにくいです。
ホテル側のルールを確認
ホテルごとに部屋変更のポリシーが異なる場合があります。
例えば、空きがあればその場で引き受けてくれる場合もあれば、一度現在の予約を取り消して新しい部屋で取り直しが必要など、ルールはホテルによってさまざまです。
部屋を変更する可能性がある場合は、あらかじめ公式ウェブサイトやチェックイン時にルールを確認しておきましょう。
クローゼットや冷蔵庫の中身を残さない
部屋の移動が決まったら、クローゼットや冷蔵庫の中身をチェックしましょう。
置き忘れていると、スタッフが処分してしまう可能性があります。
また、スマホの充電器やヘアアイロンなどのアイテムも案外忘れやすいので、しっかり点検しておいてください。
まとめ
ホテルの連泊で部屋を変えるのは可能です。
ただし、ホテル側に空き部屋がないと移動はできないため、事前に予約しておくか、早めの相談を心がけましょう。
部屋を移動する際は追加料金が発生するケースもあるので、確認しておくと安心です。