出張や一人旅で小倉駅エリアに宿泊される予定の方、北九州の観光やグルメスポットを探していた方などが、このページにたどり着かれたのではないでしょうか。
北九州市にも、魅力的な観光スポットや、グルメ、ソウルフードがたくさんあります。
そこで福岡在住ライターが、小倉駅から気軽に行ける観光スポットや、グルメをモデルコースにしたためて、ご紹介していきます。

北九州モノレールやJRで行く小倉旅!
北九州市にあって博多にないものはモノレール、工業地帯、天守閣のあるお城、そして門限のない北九州空港です。実は福岡空港には門限があり、夜遅く発着することができないのです。
今回は、北九州空港に降り立ち、小倉駅まで移動。モノレールやJR在来線で各地をめぐるモデルコースをご用意しました。なお、実際に公共交通機関の時刻表を確認のうえ、旅程を組まれてみてください。
1日目のスケジュール
1日目は、小倉駅から発着している北九州モノレールで、まずは旦過市場に向かいます。
- 11:00までに
北九州空港到着 - ノンストップバスで小倉駅へ
- 12:00
小倉駅に到着/荷物をロッカーに入れる/資さんうどんで昼食 - 13:00
北九州モノレールで小倉を出発 - 13:15
旦過市場 - 14:00
松本清張記念館 - 15:00
小倉城 - 16:00
ゼンリンミュージアム - 17:00
ホテルにチェックイン/休憩 - 17:30
JR小倉駅→JR八幡駅 - 18:00
シャトルバスで皿倉山ケーブルカーへ - 山麓駅
- 山上駅
- 展望台
- 山上駅
- 山麓駅
- 19:30
JR八幡駅→JR小倉駅 - 20:00
小倉駅周辺で夕食&飲み - 21:30
ホテルにチェックイン
資さんうどん
北九州のソウルフードにして、福岡3大うどんチェーンのひとつ。すかいらーくが買収したため、全国区となること必至ですが、ぜひ創業の地「北九州」で資さんの味を食してみてください!
うどんを食べたあとは、ぼたもちもぜひ!
旦過市場
北九州モノレール旦過駅で降りると、二度の火事に見舞われたものの、有志の尽力で復興に着手し、現在は多くのお店が営業をしている旦過市場があります。
北九州の台所として食材の販売はもちろん、青空市場で食べたり、マグロのトロステーキ串や焼き鳥、小倉かまぼこなど食べ歩きもできたりと、グルメスポットとしても楽しめるようになっています。
松本清張記念館
『点と線』などの文学傑作を生みだした松本清張は、多感な頃を小倉で過ごしたそうです。芥川賞を受賞した作品が「或る『小倉日記』伝」であることが物語るように、松本清張と小倉は、とても深い縁でつながっています。
館内には「松本清張の世界」「思索と創作の城」をテーマにした展示のほか、『推理劇場 日本の黒い霧-遙かな照射』が上映されています。
小倉城
1569年、三本の矢で有名な毛利元就が、現在の地に城を建てたのが小倉城のはじまりだといわれています。
福岡で天守閣のあるお城は、小倉城だけとなります。
皿倉山ケーブルカー・皿倉山展望台
JR八幡駅で降りれば、皿倉山ケーブルカー山麓駅までシャトルバスで直行できます。そしてケーブルカーでラクラク山の上まで!
皿倉山展望台は、北九州随一の夜景スポットとして、地元民はもちろん、観光客にも人気です。
2日目のスケジュール Aプラン
2日目は、2つのプランをご提案。まずは若戸大橋を見に行くプランをご用意しましたので、見ていきます。
- 10:00
ホテルをチェックアウト - JR小倉駅→JR戸畑駅
- 11:00
若戸大橋 - 若戸渡船で洞海湾を見渡す
- JR若松駅→JR折尾駅
- 東筑軒で昼食
- JR折尾駅→JR小倉駅
- 14:00
シロヤでサニーパンを購入 - 14:45
ノンストップバスで北九州空港へ - 15:30
おみやげを購入し、飛行機に搭乗、帰路へ
若戸大橋
JR戸畑駅からまっすぐ歩くこと10分ほど。若松と戸畑を結ぶ朱色の大きな鉄橋が、空と海の青一色の洞海湾景のアクセントとして君臨しています。若松と戸畑から一文字ずつとって若戸大橋なのです。
船で渡ったあとは、往復して、戸畑に戻ることもできますが、モデルコースでは折尾駅に向かうために、若松駅(筑豊本線)へ向かうルートがおすすめ。ローカル線ですがなかなか風情があります。船を降りたあと徒歩10分ほどで若松駅に到着します。
東筑軒で昼食(折尾名物かしわめしでも有名)

折尾駅にある東筑軒は、かしわうどんと、かしわおにぎりに定評があり、また折尾名物かしわめし(弁当)を販売しています。
昔は、ホームに立ち売りの方がいて、鉄道が止まる度に、みな窓から手を出して、かしわめし弁当を購入していました。今でもこのかしわめし目当てにわざわざ折尾駅まで向かう人も(私のことですが…)。
ホームから1階に降りると、改札を出ることなく、東筑軒に立ち寄れますので、きっぷは若松-小倉を買えば大丈夫です。
シロヤのサニーパン
元AKB48、HKT48の指原莉乃さんが情報番組などで推したことで全国区となったといえるシロヤのサニーパン。こちらも北九州のソウルフードです。練乳が入っていて、一度食べるとたしかにやみつきになります。
おすすめは自宅に持ち帰ってトースターで温めて食べる!練乳がトロトロにとろけて、絶品です。
売り切れる場合もあるため、どうしても気になる方は開店と同時の購入がいいかもしれません。
2日目のスケジュール Bプラン
2日目が金曜・土曜・日曜・祝日なら、ぜひ山口・下関に行くBプランもご検討ください!
- 8:00
ホテルをチェックアウト - 8:15
JR小倉駅→JR門司港駅 - 門司港エリアを散策
- 9:50
マリンゲートもじ 関門汽船 下関へ - 9:55
唐戸ターミナル - 10:00
唐戸市場で海鮮丼またはお寿司を堪能 - 11:05
巌流島連絡船 巌流島へ - 巌流島を散策
- 12:15
巌流島連絡船 下関へ - 13:00
JR下関駅 - 13:30
JR小倉駅 - 13:45
娘娘で肉やきめし - 14:45
ノンストップバスで北九州空港へ - 15:30~
おみやげを購入し、飛行機に搭乗、帰路へ
唐戸市場
唐戸市場で寿司バイキングなどが楽しめる活きいき馬関街が、金土日祝日限定となっていて、小倉に泊まるなら朝食に絶対おすすめということでBプランをご用意しました。門司港から関門連絡船に乗れば5分で山口県に行けますよ。
巌流島

宮本武蔵と佐々木小次郎が決闘したといわれている巌流島。唐戸市場そばの渡船場から巌流島連絡船に乗って、上陸することができます。
片道10分ですが、1時間に1~2本しか出ていないため(40分おき)、余裕をもって行動を!
船着場から、宮本武蔵佐々木小次郎像まで、徒歩6分(片道)で行けます。
娘娘の肉やきめし
ダウンタウンの松本人志さんも『福岡人志』という地元のローカル番組で訪れたことがある、小倉駅近くのアーケード街そばにある小倉のソウルフードです!
筆者も小倉には年1~2回行くか行かないかの頻度なのですが、これまで2回ぐらい訪れています。個人的な印象としてはTHE料理人のお店です。
アツアツのやきめしにお肉が乗っていて、ガッツリとしたメニューを食べたいときに、おすすめです。売り切れることもありますがアーケード街にはたくさんの飲食店が軒を連ねてありますので、閉店してしまったときは気になった別のお店に立ち寄ってみるのもいいでしょう。
北九州にあって博多にないものを楽しむ旅に!
モノレール、工業地帯、天守閣のあるお城、門限のない北九州空港が、博多では見られません。
工業地帯はJRの在来線から見えたりしますので、移動中は、ぜひ車窓から見える風景を楽しまれてみてください!