2024年も早いもので残りわずか。
今年は特に「元日から印象深い1年になったな」と感じているのは、筆者だけではないはず。2025年は心機一転、前進飛躍の年にしたいと考えている方も少なくないでしょう。
5類に移行して、2度目のお正月。新型コロナ・インフルエンザ感染対策でこれまで参拝を控えていた方も、2025年は久しぶりに初詣に出かけませんか?
また、お正月を九州家族旅行の滞在先で迎える予定の方も多数いらっしゃると思いますので、九州各県を代表する神社を1~3社ピックアップし、人気=参拝者数予想順にランキング形式でご紹介することにしました。
人数は過去の情報などから筆者が予想したものですので、必ずしも正しい数値ではないことを、ご承知のうえ、読み進めていただけますと幸いです!
まずは筆者が注目する初詣スポットを2つ、ご紹介いたします。
九州在住ライターがリコメンドする初詣スポット
橘神社(長崎県雲仙市) 2025年予想8万人
まずは世界一の門松(13~14m)が飾られることで有名な神社である、長崎県の橘神社をご紹介させてください。
毎年8万人の方が巨大な門松を一目見ようと訪れているようで、2024→2025年も同様の人出となるでしょう。
橘神社までのアクセスは、諫早ICから車で約30分。公共交通機関の場合はJR諫早駅からバスに乗り換え、橘神社前で下車し、徒歩スグです。
波上宮(沖縄県那覇市) 2025年予想10万人
沖縄県屈指の観光名所、波の上ビーチを見守るように鎮座しているのが波上宮(なみのうえぐう)です。
かつては25~30万人近い人出があったとのことですが、2024年1月の報道によると7万人(見込み)となっていました。
年末年始にかけ、新型コロナ・インフルエンザが流行しなければ、10万人以上の人出が戻ってくるのではないでしょうか。注目です!
2025年九州初詣予想参拝者数ランキング
ここからは、筆者がピックアップした九州各県を代表する神社を、人気=参拝者数予想順にご紹介していきます。まずは10位から…
10位 諏訪神社(長崎県長崎市) 2025年予想7万人
長崎の総氏神、鎮西大社、おすわさんとも呼ばれている諏訪神社は、例年10月初旬に行われる長崎くんち(例大祭)でも有名で、さざれ石や、平和祈念像の作者でもある北村西望が手がけた神馬像(しんめぞう)など見どころが多いパワースポットです。
毎年、7万人の参拝客が足を運んでいるとされています。
最寄り駅は長崎電軌軌道 諏訪神社(3・4・5系統)で、地下道を通って参道まで行くこともできます。
9位 宮崎神宮(宮崎県宮崎市) 2025年予想25万人
宮崎駅から、わずか1駅のところに宮崎神宮があります。宮崎市の中心部ということもあり例年、25万人の方が訪れているそうです。
ご祭神は神武天皇、鵜鷀草葺不合尊(御父君)、玉依姫命(御母君)となっています。明治時代から今に至るまで、多くの皇族の方々が参拝されており、昭和天皇は6回、上皇陛下は2回、ご親拝されたとのこと。大正天皇が当時お手植えになった木も見られます(神門をくぐって参道右中央)。
JR宮崎神宮駅で下車して徒歩10分ですが、バスで向かえば宮崎神宮下車後、徒歩5分となっています。なお参道は左側通行とのことですので、覚えておかれるといいです。
8位 沖縄縣護国神社(沖縄県那覇市) 2025年予想27万人
奥武山公園の中にある沖縄縣護国神社は、例年27万人の参拝があり、2024→2025年も同様の人出となると予想します。
ご祭神は、日清日露戦争以降、先の大戦で国難に殉ぜられた沖縄県出身の軍人軍属を始め沖縄戦にて散華された一般住民の尊い御霊も神様としてお祀りしています。
沖縄縣護国神社公式サイト
沖縄では先祖崇拝が強く定着していることもあるためか、初詣に護国神社を選ぶ方が多いようです。
沖縄縣護国神社へは、ゆいレール奥武山公園駅から徒歩約6分もしくは壷川駅下車、北明治橋経由で徒歩約6分。車の場合は公園内駐車場を利用するようにします。
7位 照國神社(鹿児島県鹿児島市) 2025年予想30万人
JR鹿児島中央駅~鹿児島駅の中間に位置するのが、島津斉彬公をご祭神とする照國神社です。例年30万人が初詣に来ており、2024→2025年も同様の人出が見込まれます。
初めて訪れる予定の方はぜひ、朝倉文夫によって制作された島津斉彬像(銅像)も拝観されてみてください!
照國神社は、JR鹿児島中央駅から徒歩20分。バス・市電ともに天文館で下車し、徒歩5分ほどとなっています。無料駐車場は24~40台で、限りがありますので、公共交通機関での移動がスムーズです。
6位 宇佐神宮(大分県宇佐市) 2025年予想40万人
全国で八幡様を祀っているのは4万社にも及ぶといわれているのですが、その総本宮であるのが大分県の宇佐神宮です。ご祭神は八幡大神、比売大神、神功皇后としています。
そんな宇佐神宮は、例年40万人の方々が初詣に訪れています。
公共交通機関でのアクセスは、JR宇佐駅から四日市方面のバスに乗り換えて、宇佐八幡で下車します。
車の場合、宇佐ICから15分ほど。駐車場(有料)完備ですが、込み合うこと必至です。
5位 加藤神社(熊本県熊本市中央区) 2025年予想45万人
加藤清正公を主祭神とし、熊本城の本丸と宇土櫓のそばにある加藤神社は、例年42万人の人出となっていますが、新しくなった加藤神社を一目見ようと考える人もいるのかなと推測し、プラス3万人の45万人と予想します。
加藤神社は熊本地震後、耐震改修も目的とした「令和の大造営」を進めていましたが、秋には社務所などが完成し、玉垣工事も含め2024年内に完了する見込みとなっており、新しく生まれ変わった境内で迎える初めてのお正月となります。
熊本城もお正月は開園となりますので、熊本城から加藤神社参拝に寄られる観光客もいるでしょう!熊本市中心部にありアクセスも良好ですので、熊本市のホテルでお正月を迎える予定の方はぜひ、参拝されることをおすすめします!
加藤神社は、熊本市電「熊本城・市役所前」停留所で降りて、徒歩12分ほどの場所にあります。
4位 筥崎宮(福岡県福岡市東区) 2025年予想50万人
福岡市東区の筑前國一之宮、筥崎宮は、例年50万人の参拝客が訪れるそうです。最寄り駅は福岡市営地下鉄箱崎宮前もしくはJR箱崎駅です。
2023年→2024年の情報にはなりますが、門司港→博多間について三が日は臨時運転があったようです(門司港レトロカウントダウン)。詳細は年末JR九州の駅員か、きっぷの窓口でお尋ねください。
三社参りで宮地嶽神社に向かう場合は、JR箱崎駅→福間駅へと移動し、徒歩やバスを利用して向かいます。
3位 祐徳稲荷神社(佐賀県鹿島市) 2025年予想70万人
祐徳稲荷神社は、例年70万人の初詣参拝客で賑うとされています。日本三大稲荷のひとつとされ、商売繁昌、家運繁栄などにご利益があるともいわれています。
最寄り駅はJR肥前鹿島駅ですが、そこからタクシーで10分ほどかかります。ただし外苑第一駐車場は最初の30分が無料で24時間300円という良心的な料金体系ですので、車で行かれてもいいでしょう。
2位 宮地嶽神社(福岡県福津市) 2025年予想150万人
福岡県福津市にある宮地嶽神社は、例年どおり今年も150万人の参拝が見込まれます。
かつてアイドルグループの嵐がJALのCMロケをした場所として全国区となりましたが、特に福岡県北部に住むケンミンにとっては、昔からなじみ深い神社で、かつては西鉄宮地岳線(現在は貝塚線)という路線名も存在しました。
宮地嶽神社には、一社、一社めぐると願いが叶うといわれている奥宮八社があり、併せて参拝するのがおすすめです。
最寄り駅はJR福間駅で、宮地嶽神社までは西鉄バスで向かうのがベターですが、徒歩でも行けない距離ではありません。当日の天候やコンディションでどちらがいいかご判断いただければ幸いです。
また周辺の交通規制や、特別送迎車が運行されるという情報もありますので、必要な方は年末、公式サイトなどでチェックされることをおすすめします。
三社参りで筥崎宮に向かう際は、JRで福間駅から箱崎駅まで移動します。福間-千早間は快速列車で向かい、千早で普通列車に乗り換えましょう。
1位 太宰府天満宮(福岡県太宰府市) 2025年予想200万人
福岡県太宰府市の太宰府天満宮は、例年200万人以上の参拝者をカウントしているそうです。2024→2025年も地元民をはじめ国内外問わず多くの方で賑うと予想します。
最寄り駅は西鉄太宰府線太宰府駅で、西鉄大牟田線二日市駅で乗り換えます。
現在、124年ぶりの本殿大改修の最中であり、2025年は、モダンなデザインの仮殿で迎える二度目のお正月です。
12月後半に正式なニュースリリースや報道がなされると思われますが、2024年→2025年も大晦日臨時電車(12月31日の終電~1月1日の始発の時間帯)、正月3が日は臨時急行列車の初詣号のほか、JR二日市駅からも臨時バスが出るでしょう。
三社参りで筥崎宮に向かう場合は、西鉄福岡駅→福岡市営地下鉄天神駅へと移動し、貝塚ゆきの車両に乗るようにします。
2025年を良い一年にしよう!
2024年、思うようにいかなかった方は思い通りに。調子がよかった方は維持できるように。願掛けをして初詣に出かけませんか?
上記のほか九州には、たくさんの寺社仏閣がありますので「行きたい!」と思った神社に足を運び、参拝してみてください。
ちなみに正しい作法で参拝したいとお考えの方は、神社本庁の動画を参考にされるといいです!
この記事が、みなさまの2025年の初詣の参考となれば、うれしく思います!