夜行バスは、リーズナブルな料金で長距離移動ができる便利な交通手段ですが、その快適さから寝過ごしてしまうリスクもあります。
うっかりは誰にでもあるとはいえ、もし目を覚ました時に予定地を過ぎていたら「どうしたらいいの?」と不安になりますよね。
本記事では、夜行バスで寝過ごした場合の影響や対処法、そして寝過ごしを防ぐための具体的な方法を詳しく解説します。
あらかじめ対処法を知っておけば、いざというとき慌てずに対応しやすいので、出発前に一度読んでおいてくださいね。

夜行バスで寝過ごすことはあるの?
夜行バスでは基本的に乗客の乗り降りがあった場合は乗務員が点呼をとります。そのため、寝過ごしていたとしても人数が多いことで乗務員によって発見される場合が多いと考えられます。
しかし、該当の人物が物陰になっていて点呼の際にわからなかったり、時間が押していて点呼がままならなかった場合など、寝過ごしてしまうパターンが発生しないとも限りません。
夜行バスで寝過ごすとどうなる?
夜行バスは夜間に運行することもあり、寝ている乗客も多いです。
しかし、あまりにぐっすり寝込んでしまって寝過ごすと、以下のような弊害が生じる可能性があります。
追加料金が発生する
夜行バスで寝過ごしてしまった場合、一般的には次の停車地で降りなければなりません。
そのため、バス会社の規定にもよりますが、目的地以降の区間の運賃を支払う必要が生じるケースがあります。
自力で目的地まで戻る必要性
夜行バスで寝過ごすと、目的地まで戻るための交通手段は自分で手配する必要があります。
バスの運転手によっては目的地までの戻り方を教えてくれる可能性もありますが、絶対とは言えないので寝過ごさないようにするのが重要です。
スケジュールが狂う
追加料金の発生や戻るための交通費は、予想外の出費になります。
また、寝過ごしてしまった区間によっては戻るだけでも多くの時間を要するため、スケジュールが大幅に狂う可能性も高いです。
夜行バスの寝過ごし防止方法
夜行バスで寝過ごしを防ぐおすすめの方法は、以下4つです。
この中でもおすすめなのは、目的地到着の30分前にスマホのアラームを設定しておくことです。
バイブレーション機能を使えば、他の乗客に迷惑をかけることなく起きることができます。
運転手やバススタッフに目的地を伝えておくのも有効な手段ですが、状況やバス会社の方針等によっては起こすのが難しいケースもあることに理解が必要です。
また、周囲の乗客に軽く頼んでおくのも良い方法ですが、相手に負担をかけてしまう可能性もあります。
相手が疲れていないかを見極め、丁寧な言葉使いでお願いすることが大切です。
夜行バスは終点で起こしてくれる?
夜行バスが終点に到着すると、運転手やスタッフは車内の確認を行って乗客が残っていないかをチェックします。
そのため、終点で寝ている場合は起こしてもらえることが一般的です。
ただし、終点以外の途中停留所では、運転手が個別に乗客を起こすサービスは基本的に行われていません。
目的地が終点でない場合は、寝過ごさないように自身で起きる準備をしておきましょう。
熟睡しないようにする
席を倒したり、耳栓、アイマスク等を使うと熟睡してしまい、夜行バスで寝過ごす可能性があります。
そのため、比較的短時間での移動の場合は深く寝入ってしまわないように、快眠グッズの使用を控えるのも手段のひとつです。
夜行バスで寝過ごしてしまった場合の対処法
万が一、夜行バスで寝過ごしてしまった場合は、まず落ち着いて次の停車地がどこなのかを確認し、目的地に戻るまでの移動手段を考えましょう。
寝過ごしたことに気づいたときはパニックになると思いますが、夜行バスの走行中に運転手に話しかけるのは危険です。
次の停車地まで待ち、停車後に運転手やバススタッフに状況を説明して適切な対応を相談してください。
また、寝過ごした区間分の追加料金が発生することもあるため、バス会社への連絡も忘れずに行うことが大切です。
まとめ
基本的に、夜行バスで乗客を起こすサービスは提供されておらず、寝過ごしを防ぐためには個人での準備が不可欠です。
熟睡しすぎると起きられない可能性もあるため、4時間程度の短距離移動の場合は耳栓やアイマスク等の利用を避けるなどの工夫をしましょう。
また、寝過ごし対策にはスマホのアラームをバイブレーターで設定しておくと、周りの乗客に迷惑をかけず起きれます。