はじめに：旅行の情報収集、どこを見れば良いか迷っていませんか？
「次の休みは、どこへ行こうかな？」――。旅行の計画を立てる時間は、心躍る楽しいひとときですよね。しかし、いざ情報収集を始めると、あまりにも多くの情報が溢れていて、「一体どの情報を信じれば良いのだろう？」「効率よく必要な情報だけを集めたいのに…」と、途方に暮れてしまうことはありませんか？
特に、旅行先の安全情報や最新の交通状況、信頼できる宿泊先の口コミなど、旅の質を左右する重要な情報については、正確さと鮮度が命です。誤った情報や古い情報に基づいて計画を立ててしまうと、現地で思わぬトラブルに巻き込まれてしまう可能性もゼロではありません。
そこでこの記事では、これまで数多くの旅行を計画し、実行してきた私が、「これだけは押さえておけば間違いない」と断言できる、信頼性の高い公式サイトと、情報収集に欠かせない定番の便利サイトを合計10個、厳選してご紹介します。
この記事をブックマークしておけば、今後のあなたの旅行計画が、驚くほどスムーズで、かつ安全・安心なものになることをお約束します。情報収集の時間を短縮し、その分、旅への期待を膨らませる時間をもっと楽しみましょう！
【公的機関】信頼度No.1！まずチェックしたい公式サイト
何よりもまず先に確認すべきなのが、国や地方の公的機関が発信する情報です。これらのサイトは、営利目的ではなく、国民の安全や利益のために運営されているため、情報の正確性、客観性、信頼性は他のどのサイトよりも優れています。特に海外旅行を計画する際には、命を守るための情報源として絶対に欠かせません。
観光庁
日本の観光政策を司る、情報の大元
観光庁は、日本の観光立国を推進するための中心的な役割を担う国土交通省の外局です。このサイトでは、国内の観光に関する最新の政策や統計データ、そして各種キャンペーン情報などを確認することができます。例えば、「Go To トラベル」のような全国的な観光支援策が実施される際には、その詳細な情報が最も早く、そして正確に掲載されます。
個人旅行者が日常的に使うサイトではないかもしれませんが、「今、国はどの地域に注目しているのか」「これからどんな旅行のスタイルが推奨されていくのか」といった大きな流れを掴む上で非常に参考になります。また、地方自治体と連携したユニークな観光プロジェクトの情報なども掲載されているため、次の旅先のヒントが見つかるかもしれません。
日本政府観光局 (JNTO)
外国人目線で日本の魅力を再発見
JNTO（Japan National Tourism Organization）は、主に訪日外国人旅行者向けに、日本の魅力を発信している機関です。このサイトは多言語で日本の観光情報を提供しており、私たち日本人が見ても非常に興味深いコンテンツが満載です。
私たちが普段見過ごしているような地域の伝統文化や、外国人観光客に人気の意外なスポットなど、「そんな魅力があったのか！」という新しい発見が数多くあります。国内旅行の行き先に迷ったとき、このサイトを訪れると、まるで海外の友人に日本を紹介するかのような新鮮な視点で、旅のインスピレーションを得ることができるでしょう。
外務省 海外安全ホームページ
海外旅行の「命綱」、出発前の必読サイト
もしあなたが海外旅行を少しでも検討しているのであれば、このサイトの存在を絶対に忘れてはいけません。外務省 海外安全ホームページは、世界各国の最新の危険情報（テロ、紛争、犯罪、災害など）や感染症の流行状況を、専門家の分析のもと、リアルタイムで提供しています。
旅行先の国・地域の危険レベルを色分けで示しており、渡航の中止を勧告するレベルから、注意を促すレベルまで、一目で状況を把握できます。航空券やホテルを予約する「前」に、必ずこのサイトで渡航先の安全性を確認する習慣をつけましょう。安全な旅は、正しい情報収集から始まります。
また、「たびレジ」というサービスに登録しておけば、滞在先の国で緊急事態が発生した際に、現地の大使館・総領事館から注意喚起のメールを受け取ったり、安否確認の連絡を受けたりすることができます。海外旅行の際には、必ず登録しておくことを強く推奨します。
気象庁
旅の服装や計画を左右する、最も正確な天気予報
「旅行当日の天気はどうだろう？」これは、誰もが気になることですよね。数ある天気予報サイトやアプリの中でも、やはり大元である気象庁の公式サイトが発表する情報は、最も信頼性が高いと言えます。
このサイトの素晴らしい点は、単に明日・明後日の天気がわかるだけではないことです。過去の気象データを閲覧することができるため、「来月の北海道は、例年どれくらいの気温なんだろう？」といった疑問を解決し、服装を準備する際の大きな助けとなります。また、台風や大雨、大雪などの防災情報も最も早く発表されるため、旅行中に天候が悪化しそうな場合は、このサイトで最新の情報を確認し、安全を最優先に行動計画を立て直しましょう。
環境省 国立公園
日本の雄大な自然を満喫するための公式ガイド
日本には、世界に誇るべき美しい自然景観を持つ30以上の国立公園が存在します。このサイトは、それら全ての国立公園の公式ポータルサイトです。各公園の見どころや、ハイキングコース、動植物の情報、アクセス方法、そしてビジターセンターの案内などが網羅されています。
特に、季節ごとのイベント情報や、自然保護のためのルール・マナーなどが詳しく解説されているため、訪れる前に一度目を通しておくことで、より深く、そして責任ある形で自然とのふれあいを楽しむことができます。美しい風景の写真も豊富で、眺めているだけで心が癒され、次の休日に訪れたくなる場所がきっと見つかるはずです。
【予約・情報収集】国内旅行の定番！大手旅行サイト
公的機関の情報で旅の安全と基本情報を押さえたら、次はいよいよ具体的な宿泊先やアクティビティを探すステップです。ここでは、圧倒的な情報量と利用者数を誇る、日本の二大オンライン旅行代理店（OTA）をご紹介します。
じゃらんnet
口コミとポイントが魅力の国内最大級サイト
リクルートが運営する「じゃらんnet」は、国内のホテル・旅館の掲載数が非常に多く、地方の小さな宿まで網羅しているのが特徴です。最大の魅力は、実際に宿泊したユーザーによる膨大な数の口コミです。「お風呂が良かった」「食事が期待以上だった」といったポジティブな意見から、「部屋の清掃が少し気になった」といった改善点まで、リアルな声が満載で、宿選びの失敗を減らすことができます。
また、予約金額に応じてPontaポイントが貯まり、それを次回の旅行で利用できる点も嬉しいポイントです。定期的に配布されるクーポンや、セール企画も頻繁に開催されているため、こまめにチェックすることで、お得に旅行を楽しむことができます。
楽天トラベル
楽天経済圏ユーザーには最強の予約サイト
楽天市場や楽天カードでお馴染みの楽天グループが運営する「楽天トラベル」。基本的な機能はじゃらんnetと似ていますが、最大の強みは楽天ポイントとの強力な連携です。楽天の各種サービスを利用している方であれば、驚くほどのスピードでポイントが貯まり、そのポイントを宿泊費に充当することができます。
また、航空券と宿泊を自由に組み合わせられる「ANA楽パック」「JAL楽パック」といったダイナミックパッケージも人気です。個別に予約するよりも大幅に割安になることが多く、予約の手間も一度で済むため、非常に便利です。こちらもセールやクーポンが豊富なので、じゃらんnetと比較検討しながら、最もお得なプランを探すのが賢い使い方です。
【交通】移動手段の予約は公式サイトが安心！
旅の計画において、移動手段の確保は心臓部とも言える重要なパートです。新幹線や飛行機などのチケットは、各種予約サイトを経由して購入することもできますが、最も確実で安心なのは、それぞれの交通機関の「公式サイト」で直接予約することです。
JRグループ
正確な時刻表とオンライン予約の総本山
日本国内を列車で旅するなら、JRの公式サイトのチェックは欠かせません。JRはエリアごとに会社が分かれているため、例えば東日本なら「えきねっと」、西日本なら「JRおでかけネット（e5489）」といったように、利用するエリアの公式サイトで予約を行います。
公式サイトを利用する最大のメリットは、情報の正確性とリアルタイム性です。遅延や運休といった運行情報が最も早く更新されるほか、乗り換え案内も最も正確です。また、インターネット予約限定の割引切符が販売されていることも多く、みどりの窓口に並ぶことなく、スマートフォン一つでスマートに座席を確保できるのは大きな利点です。
JAL（日本航空）・ANA（全日本空輸）
マイルを貯めて、お得に空の旅へ
日本の空を代表する2大航空会社、JALとANA。飛行機を利用する際は、これらの公式サイトから直接航空券を予約することをおすすめします。予約サイト経由では分かりにくい、手荷物の規定（サイズ、重さ、個数）や、キャンセル・変更時の手数料に関するルールが、公式サイトには明確に記載されています。
また、忘れてはならないのがマイレージプログラムの存在です。公式サイトで予約・搭乗することで、フライトマイルが着実に貯まります。貯まったマイルは、次の旅行の特典航空券に交換したり、座席のアップグレードに利用したりと、旅の可能性を大きく広げてくれます。日々のショッピングなどでマイルを貯めている「陸マイラー」の方にとっても、公式サイトでの予約は必須と言えるでしょう。
JAL (日本航空) 公式サイトへ
ANA (全日本空輸) 公式サイトへ
まとめ
今回は、あなたの旅行計画をより豊かで安全なものにするために、絶対に知っておくべき10の公式サイトと便利サイトをご紹介しました。
公的機関のサイトで「安全と信頼」の土台を固め、大手旅行サイトで「お得と選択肢」を広げ、交通機関の公式サイトで「確実な移動」を確保する。
この3つのステップを意識するだけで、情報収集の質と効率は劇的に向上します。インターネットには無数の情報が漂っていますが、そのすべてを追いかける必要はありません。大切なのは、信頼できる「情報源」を知り、そこを起点に計画を組み立てていくことです。
ぜひ、この記事をあなたの「旅の道具箱」の一つとして、ブックマークに加えてご活用ください。そして、万全の準備のもと、心から楽しめる最高の旅へと出発してくださいね！