ジェットスキー(水上オートバイ)は爽快感を味わえるアクティビティとして人気が高い乗り物です。
テレビやSNSで見かけて「自分もやってみたい!」と思った人の中には、免許が必要なのかや、初心者でも楽しめるのかといった疑問や不安が生じることも多いでしょう。
この記事では、ジェットスキーに免許がいるのかや、免許不要で楽しめる方法について解説します。
家族や友人と一緒にジェットスキーを楽しみたいと考えている方は、ぜひ参考にしてくださいね。

ジェットスキーに免許は必要?
ジェットスキーを運転するには「特殊小型船舶操縦士免許」が必要です。
この免許は16歳以上を対象に取得可能で、免許を取得すると、海岸から2海里(約3.7km)以内の水域でジェットスキーを操縦できます。
制限を超えて航行すると船舶安全法違反となり、1年以下の懲役または50万円以下の罰金が科せられる可能性があるので注意してくださいね。
また、日本で取得したジェットスキー免許は国外では使えないことにも注意が必要です。
免許がいらない場合
ジェットスキーの運転には免許が必須ですが、以下の場合は免許なしでもジェットスキーを楽しめます。
要は、乗るだけなら免許がいらないので、初心者や家族連れでも手軽にジェットスキーでのアクティビティを満喫できます。
無免許運転の罰則
無免許でジェットスキー(水上オートバイ)を運転すると法律違反となり、罰金や懲役の対象になる可能性があります。
運転した人だけでなく、無免許者に貸し出す行為も罰則の対象になるので注意しましょう。
免許の有効期限が切れている状態で運転した場合も、無免許運転とみなされます。
ジェットスキーで遊ぶときは、必ず免許の有効期限を確認し、必要に応じて更新しに行きましょう。
免許がいらないジェットスキー体験とは?
ジェットスキーの操縦には免許が必要です。
ですが、一定の条件下であれば免許なしでジェットスキーに乗ったり、運転できる機会があります。
免許がいらないジェットスキー体験については、以下を参考にしてください。
インストラクター同乗の体験プラン
国内では、沖縄や湘南などの観光地を中心に、免許不要のジェットスキー体験ツアーが提供されています。
これらのツアーでは、プロのインストラクターが運転をサポートし、ライフジャケットの着用など安全対策も徹底されているのが特徴です。
体験費用は地域や内容にもよりますが、15分〜1時間で約3,000円〜5,000円を目安にしてください。
一部の海外では免許なしで運転できる
インドネシアのバリ島や、フィリピンといった海外の一部では、免許なしでジェットスキーを運転できる場所があります。
ただし、これらの国では安全基準が日本と異なる場合があるため、現地のルールを確認し、自己責任で楽しむことが重要です。
また、ジェットスキーを免許なしで運転していい場所は限られているケースもあるので事前に確認しておきましょう。
ジェットスキー免許は難しい?取得方法と費用
ジェットスキー免許取得は、そこまで難しくありません。
ライセンススクールに通えば講習で基礎から学べるため、初心者でも安心して試験に挑めます。
以下では、ジェットスキー免許の取り方や費用について解説します。
特殊小型船舶操縦士免許の取得手順
ジェットスキーの運転に必要なのは、「特殊小型船舶操縦士免許」です。
免許取得には、学科講習と実技講習を受講し、試験に合格する必要があります。
講習内容は以下の通りです。
学科試験に関しては独学も可能ですが、実技習得のことも考えるとライセンススクールに通うのが一番の近道でしょう。
必要な期間と値段
免許取得は最短2日で完了可能で、費用は4万~8万円程度です。
教習所や地域によって金額が異なるため、事前に比較しておくと安く取得できる可能性があります。
ジェットスキー初心者が安全に楽しむためのポイント3選
信頼できるインストラクターを選ぶ
インストラクター同乗のジェットスキー体験プランを利用する際は、運転を任せるインストラクターが信頼できるかを確認しましょう。
事故やトラブルのリスクを避けるためにも、手軽さだけで適当に決めず、しっかり見極めることが重要です。
操作方法とルールを理解する
ジェットスキーを運転する際は、他の水上バイクや船との距離を十分に保つことを心がけましょう。
また、国内でジェットスキーの運転ができるのは海岸から約3.7km以内です。
特に初心者のうちは、うっかり距離をオーバーしてしまう可能性もありますが、許可された距離を超えてしまうと罰則の対象になることもあるので、注意してください。
安全装備とマナーを守る
ジェットスキーへの乗船中は、ライフジャケットの着用や事前の安全説明を守りましょう。
また、トラブルを回避するためにも、他の利用者に迷惑をかけない運転を心がけることも大切です。
まとめ
ジェットスキーは、免許の有無に関わらず楽しめるアクティビティです。
自由に運転したい場合はジェットスキーの免許を取得する必要がありますが、免許不要の体験プランも充実しているため、初心者でも気軽に楽しめます。
安全第一を心がけ、ルールを守りながらジェットスキーの魅力を存分に体験しましょう。