新幹線での移動時間を快適に過ごすためには、座席選びが重要です。
特に一人旅の場合、隣に他人が座ることになるため、リラックスするには座席の位置や種類が大切になります。
本記事で疲れにくい座席を選ぶコツやおすすめの選択肢を具体的に解説しますので、参考にしてください。

新幹線に一人で乗るなら窓際か通路側が快適
新幹線に一人で乗るとき、窓側と通路側のどちらの座席がいいのかは車内での過ごし方によります。
ここでは普通車を例に、窓側と通路側それぞれのメリットについて紹介します。
窓側(E席・A席)のメリット
新幹線の普通車のE席・A席は、窓側の座席です。
窓側の座席に座るメリットには、以下のようなものがあります。
一度座ったら、降りるまでゆったりできるのが窓側の席の特権です。
また、多くの場合は窓際の席にはコンセントが備え付けられており、スマホやパソコンを充電しながら利用できます。
Netflixなどの動画をダウンロードしておけば充電切れの心配もなく暇つぶしができ、プライバシーの確保がしやすいのも魅力です。
ただし、トイレなどで席を立つときは通路側の席の人に一声かけなければいけないので、頻繁にトイレに行く人だと気まずい思いをするかもしれません。
通路側(D席・C席)のメリット
新幹線の普通車のD席・C席は通路側にあたります。
通路側の座席に座るメリットは、以下の通りです。
通路側なら、隣の人を気にせず、自由に席を立てる気楽さが魅力です。
また頭上の荷物棚にアクセスしやすく、荷物の出し入れがスムーズなのも通路側の利点のひとつ。
隣の人が不快な場合、体を通路側に向けることで距離を取れます。
プライバシーを保つならグリーン車もおすすめ
新幹線には、グリーン車と普通車の2種類の座席クラスがあります。
グリーン車はいわゆる新幹線版のビジネスクラスみたいなもので、普通車よりもゆったり過ごせるのが特徴です。
一人で新幹線に乗ると隣に知らない人が乗ることになるため、「他人と距離を保ちたいな」という方はグリーン車の利用も検討するといいでしょう。
【普通車とグリーン車の違い】
普通車 | グリーン車 | |
---|---|---|
座席の種類 | 指定席・自由席 | 全て指定席 |
座席配置 | 横1列に5席(2席+3席) | 横1列に4席(2席+2席) |
設備 | 窓側や特定の座席にコンセント(一部の新幹線) | ・コンセント ・フットレスト ・読書灯 ・サイドテーブル |
普通車には指定席・自由席があり、予約なしでも乗ることが可能です。
対して、グリーン車は全席指定なので座席の数以上の乗客が乗ることはなく、空間的にもゆったりしています。
さらに、一列の座席配置もグリーン車の方が一席少ないので、隣同士の間隔が広いのも特長です。
足元の広さや座席のクッション性などもよく長時間の移動でも疲れにくいので、一人旅でゆっくり過ごしたい方はグリーン車を検討してもいいでしょう。
グリーン車の料金
グリーン車に乗るには、乗車券とグリーン券が必要です。
グリーン車の料金は乗車距離に応じて設定されており、利用する列車によっても設定金額は異なりますが100km=1,000円程度が目安です。
新幹線の座席の予約はシートマップが便利
新幹線を予約するときは、シートマップを利用するのがおすすめです。
シートマップとは列車内の座席配置を視覚的に表示した座席表で、空席状況を確認しながら希望の座席を直接選択できます。
予約状況を見ながら座席を確保できるので、ひとりでゆったり座れそうな席を探すのに便利です。
新幹線で座席の混雑を避けるコツ
新幹線で座席の混雑を避けたいときは、以下3つのポイントに注意しましょう。
繁忙期を避ける
旅行で新幹線を使うときは繁忙期を避けるのもポイントです。
また、時間帯や曜日も重要で、平日の早朝や夕方の時間帯に予約すると混雑を回避しやすい傾向があります。
中央付近の座席を選ぶ
新幹線で座席の混雑を避けるには、車両の端ではなく中央付近の座席を選ぶのもポイントです。
座席は窓側や通路側が人気なので、中央付近の座席は比較的空いている環境を確保しやすくなります。
オンライン予約システムを活用
新幹線の座席を予約する際は、オンライン予約システムを活用しましょう。
スマートEXやえきねっとを活用することで、座席の空き状況を簡単に確認しながら、好きな座席を選ぶことができます。
あまり予約が入っていない場所を選んで予約すれば、ゆったり座れる可能性が高いです。
まとめ
新幹線のおすすめの席は、過ごし方によっても異なります。
頻繁に席を立たないなら窓際が魅力的ですが、もしトイレが近い等あるなら通路側が最適です。
さらにゆったり過ごしたいのであれば、グリーン車を予約すると隣人との間隔も広く保ててプライバシーを確保しやすくなります。
予約シートマップで座席情報を確認しながら、自分に向いてそうな席を確保しましょう。