新幹線で駅弁を食べたいけど、なんとなく抵抗があるという人も多いですよね。
抵抗感がある理由は人それぞれで、食べるのを見られたくない人もいれば、マナーが気になるという方もいるでしょう。
本記事では、駅弁を新幹線内で食べるのはマナー違反で恥ずかしいことなのかについて徹底解説し、気をつけるポイントを紹介します。
駅弁を新幹線で食べるのは恥ずかしい?
結論から言うと、駅弁を新幹線で食べるのは一般的で、恥ずかしい行為ではありません。
新幹線内で食べ物や飲み物の車内販売をしていることからも、座席で飲食をすることが想定されており、マナー違反ではないことが伺えます。
とはいえ、知らない人たちの前で駅弁を食べるのは恥ずかしいと感じる人もいるでしょう。
感覚は人それぞれなので、恥ずかしい場合は無理に新幹線で駅弁を食べようとしなくても大丈夫です。
新幹線で駅弁を食べるタイミング
新幹線で駅弁を食べるタイミングに明確なルールはありません。
ですが、食べるタイミングによっては周囲に迷惑がかかることもあるため、以下に注意すると安心です。
発車後しばらくしてから
駅弁を食べるのは、新幹線が発車して、しばらく経ってからが最適です。
新幹線が発車した直後は多くの人が移動しているため、通路を通る乗客や、隣の席に座る人がいる可能性があります。
そのため、席に座ってすぐに食事を始めると、周囲の人が移動する際に不便を感じる可能性も。
また、発車直後は安定性に欠けるので、発車してしばらくしてから駅弁を広げると安心です。
食事の時間帯
新幹線で駅弁を食べるのが恥ずかしいと感じる方は、昼食や夕食時を狙いましょう。
食事時は他の乗客も食事を取るケースが多いため、気兼ねなく駅弁を楽しみやすいタイミングのひとつです。
景色を楽しみながら
特に長距離移動の場合、景色を楽しむ合間に食べるのも良いタイミングです。
例えば、山間部や海沿いの景色が広がる区間で駅弁を食べると、食事の時間が特別なものに感じられます。
自分が空腹を感じたとき
駅弁を新幹線で食べるタイミングとして重要なのは、自分が空腹を感じたときに食べることです。
駅弁を食べる時間帯にルールは設けられていないので、お腹が空いていたら、そのタイミングで食べるようにしましょう。
新幹線で駅弁を食べるのを避けるべきタイミング
新幹線で駅弁を食べる時間帯に特定のルールはありませんが、避けた方がいいタイミングはいくつかあります。
以下で、なぜ避けた方がいいのか理由を解説します。
混雑時
新幹線が混雑しているときは隣の人に迷惑がかかる可能性が高いため、できるだけ食事を控えるのが無難です。
また、混雑時には自分のスペースも限られるため、快適に食べるのが難しくなります。
混雑が予想されるときはコンビニでおにぎりを買うなど、省スペースでサッと食べられるものを選ぶのがおすすめです。
短時間の乗車
短時間の乗車のときも、駅弁を食べるのは控えましょう。
時間に追われて慌ただしく食べると、食べこぼしなどが起きやすく、周囲に迷惑をかける可能性が高まります。
気持ちが急くあまり、お弁当をひっくり返してしまうなどのトラブルも起きやすいので、新幹線を降りて落ち着いてから食べるのが無難です。
新幹線での駅弁マナー
新幹線で駅弁を食べるのは恥ずかしくありませんが、周囲への配慮は必要です。
ここでは、新幹線で駅弁を食べるときの基本的なマナーを紹介します。
においの強いものを避ける
新幹線で食べる駅弁を選ぶときは、匂いの強いものを避けましょう。
特に満席に近い場合や隣の人との距離が近い場合には、控えめなにおいの駅弁を選ぶことが重要です。
食べこぼししやすいものは避ける
駅弁は、ポロポロこぼしやすいものは避けるのが無難です。
食べこぼしは車内を汚すことに繋がりますし、不衛生なので周囲にも嫌がられます。
同じ理由で、汁気の多いものも新幹線で食べる食事としては不向きです。
食べる際の音を控える
新幹線内で駅弁を食べるときは、なるべく音を立てないように心がけましょう。
口を閉じて噛むことや、包装を静かに開けることも配慮の一環です。
飲み物をすする音にも注意すると、周囲から白い目で見られるのを避けられます。
ゴミの処理
食べ終わった駅弁のゴミは、新幹線のデッキにあるゴミ箱を利用するか、持ち帰って処分してください。
駅弁を食べたら、きちんとゴミを処理するところまでがマナーです。
駅弁を新幹線で楽しむポイント
新幹線で駅弁を楽しむためのポイントは以下3つです。
しっかりとポイントを抑えて、駅弁を楽しみましょう。
地域限定の駅弁を選ぶ
駅弁には、地域限定のものが存在します。
地域ごとの特産品や季節限定の食材を使った駅弁は、その土地ならではの味を楽しむ絶好の機会です。
そこでしか食べられないお弁当を選ぶと、旅がより一層特別なものに感じられます。
コンパクトなサイズ
コンパクトな駅弁は、混雑時でも扱いやすいです。
特に、座席が狭い場合や荷物が多い場合には、片手で持てるサイズの駅弁が食べやすいでしょう。
窓際の席を選ぶ
新幹線では、窓際の座席を選ぶと他人の目を気にせず、駅弁をゆったりと楽しむことができます。
隣に人がいる場合でも、通路側のように頻繁に荷物を避けたり、移動のために立ち上がる必要がないため、落ち着いて食事を取ることが可能です。
また、窓際の座席では隣の人に通路を譲る必要がなく、リラックスできる空間が確保されます。
さらに、窓の外に広がる景色を眺めながら駅弁を楽しむことで、移動時間が一層充実したものになるのが魅力です。
まとめ
新幹線で駅弁を楽しむのは、日本ならではの文化です。
駅弁を座席で食べるときは周囲への気遣いは忘れないようにしつつ、景色やご当地限定の食材などを楽しみましょう。
食べ終わったゴミは、新幹線のデッキにあるゴミ箱を利用するか、持ち帰って処分するのがマナーです。