世界最大の旅行プラットフォーム「Tripadvisor®」(トリップアドバイザー、本社:マサチューセッツ州ニーダム、NASDAQ:TRIP、CEO:マット・ゴールドバーグ、日本語版サイト:www.tripadvisor.jp) では、「2024トラベラーズチョイス ベスト・オブ・ザ・ベスト・アワード」として、1年にわたってユーザーから多数の高評価の口コミが寄せられたホテル、レストラン、観光スポットのある観光地を選出しています。
今年は「人気の観光地」、「注目の観光地」、「文化体験ができる観光地」、「自然を満喫できる観光地」、「グルメを堪能できる観光地」のほか、新たに「ハネムーンにおすすめの観光地」と「サステナブルな観光地」が加わり、全7部門のランキングが発表されました。
日本からは東京が「注目の観光地」で世界1位、「文化体験ができる観光地」で10位にランクインしたほか、「グルメを堪能できる観光地」では京都が22位にランクインしました。
そんな外国からも注目されている東京の観光名所の中でも、人気ランキング第一位の常連である東京屈指の観光地である浅草寺。日本人だからこそ、辰年の今年に行くべきお寺と言えます。
日本人だからこそ、辰年の今年に行くべきお寺
その訳とは…
今年は辰年、龍は十二支の中で唯一の伝説の生き物ということで2024年にぜひ行ってほしい場所が東京・浅草の浅草寺です。
皆さんは、浅草寺が龍にゆかりのあるお寺だと知っていましたか?
今回は、なかなか知られていない、龍と浅草寺の関係について語りたいと思います。
誰も知らない、龍と浅草寺の深~い関係とは
まず、雷門の一番有名な提灯の上をよく見て下さい。
右から読むと「金龍山」と書いてあります。
浅草寺の正式名称は、金龍山 浅草寺なのです。では、なぜ金龍山 浅草寺という名前なのでしょうか?
1400年前、隅田川で漁をしていた兄弟が、網の中に一体の観音菩薩像を発見し、この観音様を祀(まつ)ってみたところ、なんと金の龍が舞い降りたと言われています。
実は、これが浅草寺の始まりであることから、正式名称に「龍」が入っているのです。
そして、いつも大賑わいの浅草仲見世通りは、外国人観光客にも大人気の商店街ですが、毎年、3月と10月の2回にわたって金龍の舞が開催されています。
金龍の舞は、全長18mの巨大な金龍が境内を出発し、仲見世通りを練り歩きます。
これは、金龍山の由来となった龍の伝説を基に浅草寺の建立を祝う演舞なのです。
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そんな龍に縁の深い浅草寺、もちろん装飾には沢山の龍が施されています。
今回は浅草寺の各所を巡って、龍を一緒に見つけていきましょう!
浅草のメインスポット:雷門
まずは、雷門と書かれた提灯の下にも龍が彫られています。ほとんどの人は、提灯を前から見ただけで通り過ぎているのではないでしょうか。
この龍は、如意宝珠(にょいほうじゅ)という宝珠を持っています。この如意宝珠に願いを込めると、すべての願いが叶うと言われています。
漫画やアニメで超有名なドラゴンボールに登場する神龍(シェンロン)のモデルかもしれませんね。
ちなみに、如意宝珠とは、仏教の言葉で、願いごとがすべて聞き入れられるというふしぎな宝のたまの意味で、民衆の願いを成就してくれる仏の徳の象徴です。
この提灯の龍は雨を降らす水神様として「浅草の町が火事にならいように見守ってください」との願いが込められているのだとか。
次に、雷門の裏には、天龍様と金龍様がいらっしゃいます。
頭の後ろの光背の部分には、龍が描かれています。
正面の風神・雷神像を見る人は多いと思いますが、このお二人を見たことがある人は少ないのではないでしょうか。
そんなこんなで、早速、雷門だけで、いきなり3つの龍を発見できました!
境内の玄関口:宝蔵門
およそ250mある浅草仲見世通りを抜けると、境内の玄関口である宝蔵門があります。
そして、龍はここにもいます!
雷門と同じく、提灯の下に龍が彫られています。
浅草寺の中でも外国人観光客に人気の場所:お水舎
そして、迫力のある大きな屋根が印象的な本堂がお目見えするのですが、お参りする前に行くのがお水舎。
この場所は、浅草寺の中でも外国人観光客に人気の場所なんですが、その人気の理由は…
手水鉢(ちょうずばち)の8つの龍です!
浅草寺に行ったことがある人でも、龍の口から水が出てることに気づいていない人が多くいます。次に訪れた際には、じっくり見てみてくださいね。
そして龍王像の頭にもちょこんと一匹乗っていたりします。
この龍王像は、明治36(1903)年頃までは、観音様の本堂の裏あった噴水の上に立っていました。その後この手水鉢へと移管されたのですが、まるで初めからここにあったかのように感じますね。
そして、実は天井にも龍がいるのです!
お水舎だけで、なんと合計10もの龍を発見!つまり、お水舎は浅草寺の中で、一番、龍の数が多いところなのです。
また、こちらの龍王像は、東京の観光名所にもなっている、上野の西郷隆盛像と同じ彫刻家の高村光雲(たかむらこううん)の作品です。浅草から上野までは地下鉄の銀座線に乗ってほんの5分ほど。浅草寺から西郷隆盛像まで歩く場合は30分ちょっとぐらいなので、散歩がてら見に行くのもオススメです。
高村光雲とは?
高村光雲(たかむらこううん)は、日本の彫刻界に貢献した傑出したアーティストで、上野の西郷隆盛(さいごうたかもり)像や皇居外苑の楠木正成(くすのきまさしげ)像を作った日本彫刻界の重鎮です。
西郷隆盛像:〒110-0007 東京都台東区上野公園1
楠木正成像:〒101-0002 東京都千代田区皇居外苑1−1
迫力のある屋根が印象的な本堂:観音堂(かんのんどう)
本堂の左右の柱の上には、カラフルな龍が2つあります。
※左側の龍は、4本の柱の左端に小さく見えます。
さらには、本堂の提灯の下にも龍が彫られています。
これは今までとは色が違っており、龍が3体も彫られています。
浅草寺の中でも一番大きな龍:本堂(観音堂)
ついに本堂の中へ!
天井を見てください。
浅草寺の中でも一番大きな龍がいます。
この龍之図は、大きさは約19畳(縦6.4m×横4.9m)で、この絵の作者は川端龍子(かわばたりゅうし)という日本画家であり、俳人でもあった人なのですが、偶然なのか必然なのかわかりませんが、名前に「龍」が入っている人によって描かれています。
その上、本堂の扁額(へんがく)には、龍がナマズを捉える姿の彫刻があります。
※画像の左端に黒と白の個体が見えると思いますが、黒が龍で、白がナマズです。
これは、様々な災害を沈める意味が込められているそうです。
扁額とは、神社の鳥居や社殿、寺院の本堂などに掲げられている看板のことで、扁額の読み方は「へんがく」です。 扁額のうち、特に神社の扁額は神額(しんがく)、寺院の扁額は寺額(じがく)と呼びます。 また、天皇の直筆による扁額は勅額(ちょくがく)と呼びます。
今回、浅草寺では22の龍を発見しました。
(K.M調べ)
そして、数々の龍に見守られながら、参拝。
この先、良い年でありますように!
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神奈川県・箱根町にある九頭龍神社 新宮
芦ノ湖を守護する龍神を祀(まつ)る神社で、龍神水というものがあり、この水を口にすると心身の汚れが浄化されると言われています。
楽天で九頭龍神社について調べる >>東京・品川区 荏原神社
709年(和銅2年)創建の約1300年の歴史を持つ神社で、こちらの拝殿の屋根からは、龍が顔を出しています。この龍に見守られながら、参拝できる神社です。
さあ!辰年の今年だからこそ、日本全国へ龍を探しに行ってみてはいかがでしょうか?
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