北海道は国内、国外からも人気があり、素晴らしい自然に豊富なグルメが魅力的な観光スポットです。
そのなかでも札幌市と小樽市は隣接しているのと、新千歳空港から電車だけで移動できるため、2泊3日の旅行では一緒に観光できます。
本記事では、2泊3日の車なしでまわる札幌市、小樽市のモデルコースを紹介しますので、北海道旅行を検討している人は、ぜひ参考にしてください。
1日目
- 11:00
JR札幌駅到着 - 11:10
北海道庁旧日本庁舎に到着 - 12:10
CURRY SHOPエスで昼食 - 13:30
札幌市時計台に到着 - 14:30
さっぽろテレビ塔に到着 - 15:40
大通公園で休憩 - 16:30
狸小路商店街でお買い物、散策 - 17:30
夜空のジンギスカン札幌本店で夕食 - 19:30
ホテルにチェックイン
北海道庁旧本庁舎
北海道庁旧本庁舎は通称「赤れんが庁舎」と呼ばれており、JR札幌駅から徒歩5分のところにある北海道の歴史が詰まった観光スポットです。
1888年に完成し開拓使の廃止後に北海道の開拓や開発、地方自治の中枢としてインフラ整備など、北海道の発展に重要な役割を担っていました。
1968年に現在の北海道庁旧本庁舎に移転してからは、国の重要文化財になり建物の前にある庭園は散策スポットとして人気です。
※2019年10月〜2025年3月までリニューアル工事のため閉館しています。
CURRY SHOP エス
CURRY SHOPエスのカレーは北海道の野菜を贅沢に使っているのが特徴で、ヘルシーに加え香ばしいスパイスが特徴です。
観光客におすすめなのは「北の味覚スペシャルカレー」で、チキンと野菜にシーフードも入った北海道らしいスープカレーといえます。
さらに芸能人や有名人も多く来店しており、札幌を代表する人気のカレー店です。
札幌市時計台
札幌市時計台は1878年(明治11年)に北海道大学の前身である「札幌農学校」の演武場として、初代教頭であるクラーク博士の構想に基づき建設された札幌の観光スポットです。
完成した当初の演武場に塔時計はありませんでしたが、授業の開始や終了の合図を知らせため1881年(明治14年)に塔時計が設置され、1970年(昭和45年)には国の重要文化財に指定されました。
さっぽろテレビ塔
さっぽろテレビ塔は民法テレビの電波を発信するため1956年に建立着工され、1957年に竣工した高さ147mの電波塔です。
1965年にテレビ普及率の拡大でテレビアンテナを手稲山に移設してからは、ビアガーデン会場やレンタルホール、飲食店などが入り観光客だけではなく札幌市民も訪れる観光スポットです。
大通公園
大通公園は札幌の中心地にあり、大通西1丁目から大通西12丁目まで1.5kmほどの全長と、両端に4,000本以上の木々に囲まれている公園です。
札幌の大きなイベントが数多く開催されており、夏には「さっぽろ大通ビアガーデン」、冬には「ホワイトイルミネーション」、「さっぽろ雪まつり」の会場になります。
さらに名物の屋台「とうきびワゴン」は毎年4月〜10月ごろまでの期間限定で販売されており、甘いと評判のとうもろこしが人気です。
狸小路商店街
狸小路商店街は1丁目から7丁目まで全長900m、店舗数は200以上の商店街です。
1869年(明治2年)に現在の狸小路2丁目と3丁目あたりに商家や飲食店が立ち並び、明治6年にその一角が「狸小路」と呼ばれるようになりました。
現在では飲食店やお土産店、エステや薬局など観光客だけではなく、札幌市民からも親しまれています。
夜空のジンギスカン 札幌本店
夜空のジンギスカンは店内が全面ガラス張のため、ススキノの夜景を見ながら北海道名物のジンギスカンが食べられます。
さらに3カ国の生ラム肉を食べ比べることもでき、北海道産とアイスランド産、オーストラリア産の特徴を楽しめるほか、北海道産のお米と野菜も贅沢に味わえます。
食べ飲み放題コースも充実しているため、本場のジンギスカンを楽しみたい方にはおすすめです。
2日目
- 10:00
ホテルをチェックアウト - 10:20
JR札幌駅到着 - 10:30
小樽駅行きの快速エアポートに乗車 - 11:00
JR小樽駅到着 - 11:10
小樽運河到着し散策とクルーズ船で観光 - 12:30
寿司屋通りで昼食 - 14:00
日本銀行旧小樽支店金融資料館で観光 - 15:00
北一ガラス三号館でお買い物と硝子の製作体験 - 17:30
ホテルにチェックイン
小樽運河
小樽運河は全長1,140mあり、周辺には石造倉庫などの歴史的にも貴重な建造物や飲食店が並ぶ人気の観光スポットです。
大正時代に北海道開拓の玄関口として小樽港は重要な役割を担っていました。
当時は大きな船を沖に止めて荷揚げしていましたが、荷物が多くなるにつれて効率を上げる必要があり、大きな船を泊められる距離を伸ばすため、1923年(大正12年)に小樽運河が完成しました。
1986年(昭和61年)に一部が埋め立てられ散策路や街園が整備され、運河のクルーズ船など現在では人気の観光スポットになっています。
小樽寿司屋通り
小樽寿司屋通りは国道5号線から小樽運河へ向かう200mの通りで、小樽の寿司を楽しみたい方にはおすすめです。
小樽市は昭和62年当時、人口17万人でしたが130店舗以上の寿司屋がある日本有数の寿司の街でした。
小樽運河やガラス工芸で小樽観光が盛んになってきたことで、「寿司の街、小樽」を全国に発信するために、老舗寿司屋が集い現在にいたります。
日本銀行旧小樽支店金融資料館
日本銀行旧小樽支店金融資料館は煉瓦造りが特徴で、1912年(明治45年)年に日本銀行小樽支店として竣工され、2002年(平成14年)に銀行としての営業が終了しました。
職員によるガイドツアーでは日本銀行の歴史や業務、小樽の発展についても紹介され、第二次世界大戦以降に日本銀行が発行したお札が展示されています。
北一ガラス三号館
北一硝子三号館は1891年(明治24年)に漁業用倉庫として建てられ、1983年(昭和58年)に改装してからは硝子販売や喫茶店として営業しています。
2種類の製作体験があり、硝子に好きな図柄のシートを貼ってサンドブラス加工する「サンドブラスト体験」、ストラップやヘアゴム、ペンダントから1つ選びとんぼ玉を好きなように並べる「とんぼ玉アレンジメンと体験」が人気です。
さらに北一ホール、三号館テラスでは名物のソフトクリームやドリンク類を提供しているため、落ち着いた雰囲気で休憩もできます。
3日目
- 9:30
ホテルをチェックアウト - 9:50
旧国鉄手宮線跡地を散策 - 11:00
三角市場でお買い物と昼食 - 12:30
JR小樽駅から快速エアポートで新千歳空港へ出発
国鉄旧手宮線跡地
国鉄旧田宮線跡地は寿司屋通りから小樽市総合博物館まで続く1600mの観光スポットです。
1880年に北海道で初めて開通した鉄道で、石炭を幌内(三笠市)から港のある小樽市へ運ぶために作られ、小樽の発展にとても重要な役割を担っていました。
1962年に旅客としての営業が終了し、1985年に廃線になりましたが、2016年に散策路が整備されてからは観光スポットとして人気の場所です。
普段は歩けない線路の上で記念撮影してみてはいかがでしょうか。
三角市場
三角市場はJR小樽駅から徒歩1分とアクセスが良い市場で、全長200mの両端には16の店舗とお食事処が6店舗あり、市内で唯一毎日営業しています。
カニやウニ、ホタテなど小樽の新鮮な海産物や野菜、果物も揃っており、市場で買った海鮮をその場で調理してもらえるオリジナル丼も作れるのが魅力です。
まとめ
本記事では2泊3日の車なしでまわる札幌市、小樽市のモデルコースを紹介しました。
札幌市と小樽市は北海道のなかでも国内、国外から多くの観光客が訪れるのが特徴で、素晴らしい自然に豊富なグルメが楽しめます。
新千歳空港からも電車1本で行けるので、ぜひ訪れてみてください。