長野県にはさまざまな観光地があり、長野旅行といってもどこに行くべきか迷う人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、人気観光地の「善光寺」と「軽井沢」に絞った1泊2日のモデルコースをご紹介します。
善光寺とは、長野県長野市にある仏教寺院で、日本最古の仏像と独特の美しい木造建築が有名な場所です。一方、軽井沢は都心からアクセスがいいおしゃれなリゾート地として有名です。
善光寺も軽井沢も電車で行きやすい場所にあるため、今回は車なしで巡るモデルコースを解説していきます。
長野を車なしで旅行したいと考えている人は、ぜひ参考にしてください。

1日目のスケジュール-松本城コース
- 10:00
長野駅に到着して善光寺へ(徒歩20分) - 10:30 - 11:30
善光寺を観光 - 11:30 - 12:30
善光寺仲見世通り(食べ歩き & 昼食) - 12:30 - 13:30
長野県立美術館を観光 - 13:30 - 14:00
長野駅へ移動(徒歩約20分) - 14:10 - 15:00
長野駅 → 松本駅(JR特急しなの・約50分) - 15:00 - 16:30
松本城観光(徒歩20分) - 16:30 - 17:00
松本バスターミナル → 浅間温泉(バス約20分) - 17:00 - 夜
浅間温泉で宿泊 & 夕食
長野の観光モデルコース「善光寺」

「善光寺」は、江戸時代中期を代表する仏教建築で、国宝に指定されている貴重な寺院です。
周辺の山々による自然のエネルギーに満ちており、御本尊や御開帳、お戒壇巡り、経蔵などご利益を得られる見どころがたくさんあります。
また、「遠くとも一度は詣れ善光寺」という言葉が有名ですが、これは「一生に一度でも善光寺におまいりすれば極楽浄土に生まれ変われる」という意味が込められています。
何か大事なイベントを控えているときなどに、ご利益を求めて参拝するのもおすすめですよ。
長野の観光モデルコース「善光寺仲見世通り」

「善光寺 仲見世通り」は、善光寺から仁王門にかけて約400m続く商店街です。
飲食店や土産店といった観光客に嬉しいお店があるだけでなく、薬局や美容院など地元の人の生活にかかせないお店まで約50件が軒を連ねています。
店内でゆっくり食事をするもいいですし、テイクアウトで食べ歩きするのも楽しいでしょう。
信州の名物や民芸品を売っているお店もあるので、お土産散策にもぴったりな場所です。
長野の観光モデルコース「長野県立美術館」

「長野県立美術館」は、善光寺から徒歩5分のところにある美術館です。
2021年4月10日に「ランドスケープ・ミュージアム」をコンセプトに生まれ変わり、長野県に関係の深い芸術家の近現代美術作品や、日本および海外の近現代美術史上の重要作品などを収蔵しています。
美術品の展示だけでなく、さまざまなイベントを開催したり、味や見た目にこだわったフランス料理のレストランを併設しています。
普段はあまり美術館を訪れない人でも、気軽にアートを楽しめる美術館です。
長野の観光モデルコース「松本城」
松本城は戦国時代の面影を色濃く残しているお城で、国宝にも指定されています。
日本に現存する12の天守のうち、五重の天守を持つのは松本城と姫路城の2城のみで、内部には外から見えない隠し階があり、五重六階構造という独特の造りになっているのが特徴です。
城を囲む三重の水堀には白と黒の美しい天守が映り込み、遠くにそびえる北アルプスの山々とともに壮観な景色を作り出します。
寄り道するなら「縄手通り」
縄手通りは松本城から徒歩わずか5分の場所にあり、昔ながらの風情が残る商店街として人気があるスポットです。
「カエルの街」としても知られ、通りのあちこちにカエルのオブジェや銅像が飾られています。
縄手通りは四柱神社(よはしらじんじゃ)の参道として発展し、現在も多くの飲食店や土産店が並んでいるのが見どころのひとつ。
手焼きせんべい、たい焼き、地元スイーツなどを食べ歩きしながら、レトロな街並みの中で、松本ならではのグルメやショッピングを満喫できます。
今回のタイムスケジュールには載せていませんが、時間に余裕があれば寄ってみるのもおすすめです。
長野の観光モデルコース「浅間温泉」
浅間温泉は、松本市の北東部に位置する歴史ある温泉地で、約1,300年前から湧き続ける松本最古の温泉として知られています。
かつては松本城主や武士たちも湯治に訪れたとされる名湯で、美肌効果が期待できるアルカリ性単純温泉が特徴です。
夜には温泉街を散策し、松本の伝統的な街並みを感じながらゆったりと過ごすことができます。
1日目のスケジュール-上高地コース
一日目のスケジュールを松本城観光ではなく、上高地を回るコースするのもいいでしょう。
その場合、15時に松本駅に移動後、上高地バスターミナルへ移動する必要があります。
- 14:10 - 15:00
長野駅 → 松本駅(JR特急しなの) - 15:00 - 16:30
松本駅 → 上高地バスターミナル(バスで約1時間30分) - 16:30 - 17:30
五千尺キッチンで早めの夕食 - 17:30 - 18:30
河童橋散策 - 18:30 - 19:30
上高地 → 松本駅(バスで約1時間30分) - 19:30 - 20:00
松本駅 → 浅間温泉(バス移動) - 20:00 - 夜
浅間温泉で宿泊 & 夕食
上高地ルートのモデルコース「五千尺レストラン」
五千尺レストランは、上高地のシンボル河童橋のすぐ近くに位置し、北アルプスの絶景を眺めながら食事が楽しめる人気レストラン。
地元の食材を活かした本格的な洋食や和食を提供しており、特に信州名物「山賊焼き定食」が有名です。
また、五千尺ホテルの料理長が監修したスパイシーポークカレーも評判で、コク深い味わいが山の空気と相まって格別な美味しさを引き立てます。
上高地ルートのモデルコース「河童橋」
河童橋は、上高地を象徴する風景のひとつであり、北アルプスの名峰穂高連峰と、清らかに流れる梓川を一望できる絶景スポットです。
橋の上からは四季折々の美しい自然が広がり、特に春の新緑や秋の紅葉の時期は訪れる人々を魅了します。
橋の周辺には、遊歩道が整備されており、自然を感じながらのんびりと散策が可能。
五千尺レストランやカフェも近くにあり、景色を眺めながらゆっくり休憩するのもおすすめです。
澄んだ空気の中で雄大な山々を背景に撮影できるため、フォトスポットとしても人気があります。
長野県のおすすめ観光スポット「SORA terrace」
午後に長野駅へ移動したタイミングで湯田中駅に向かうなら、雲海を楽しむ選択肢もあります。
標高1,770mに位置するSORA terraceは、北志賀高原・竜王マウンテンパークの山頂にある展望テラスで、雲海をはじめとした壮大なパノラマビューが楽しめる絶景スポットです。
ロープウェイで山頂へ向かうと、目の前には標高の高い場所ならではの幻想的な風景が広がります。
特に、夕方には雲海が発生しやすく、運が良ければ一面を雲が覆う神秘的な光景を眺めることが可能。
テラス内には「SORA terrace café」があり、地元の食材を使ったメニューや、標高1,770mの爽やかな空気の中で楽しむドリンクが人気です。
2日目のスケジュール
- 07:30 - 09:00
大王わさび農場(安曇野) - 09:00 - 10:00
穂高神社(徒歩またはバス移動) - 10:30 - 11:30
安曇野→軽井沢へ移動(大糸線→北陸新幹線・約1時間30分) - 12:00 - 17:00
軽井沢観光
旧軽井沢銀座通りを散策
ブランジェ浅野屋 軽井沢旧道本店でランチ
軽井沢・プリンスショッピングプラザでお買い物 - 17:30
軽井沢駅から帰宅
長野の観光モデルコース「大王わさび農場」
日本最大級のわさび農場である大王わさび農場は、北アルプスの雪解け水を利用して広大なわさび畑が広がる観光スポットです。
水が透き通るように美しい風景が魅力で、敷地内には風情ある水車小屋や散策路が整備されており、のんびりと自然を満喫できます。
また、農場内では新鮮なわさびを使ったさまざまなグルメも楽しめるのも魅力のひとつ。
特に人気なのが、ピリッとした風味がクセになるわさびソフトクリームや、ツーンとした刺激がクセになるわさび丼です。
ここでしか味わえない特別な体験ができるため、安曇野を訪れた際にはぜひ立ち寄ってみてくださいね。
長野の観光モデルコース「穂高神社」
安曇野を代表する歴史ある神社である穂高神社は、北アルプスの山々を御神体とする格式高い神社です。
主祭神の穂高見命(ほたかみのみこと)は海神・綿津見命(わたつみのみこと)の子とされ、古くから航海安全や商売繁盛の神として信仰されています。
本宮は安曇野市にあり、奥宮は上高地、嶺宮(れいぐう)は奥穂高岳の山頂に鎮座しているのが特徴です。
毎年9月27日に開催される「御船祭」では、豪快な船型の山車が練り歩き、勇壮な雰囲気に包まれます。
境内には神秘的な空気が漂い、訪れるだけで心が落ち着くスポットとして交通安全や仕事運向上を願う参拝者が多く訪れます。
長野の観光モデルコース「旧軽井沢銀座通り」
「旧軽井沢銀座通り」は、軽井沢駅からすぐのところにある約750mの商店街です。
老舗のベーカリーやコーヒーショップ、おしゃれな雑貨店などが立ち並び、のんびり散策しながら軽井沢の雰囲気を楽しめます。
お目当てのグルメを目指して散策するのも楽しいでしょう。
長野の観光モデルコース「ブランジェ浅野屋 軽井沢旧道本店」

「ブランジェ浅野屋 軽井沢旧道本店」は、1933年に創業した老舗ベーカリーの本店です。
本店にはイートインスペースがあり、パンだけでなくビーフシチューなどの洋食をいただくこともできます。
パンは約70種類ほど用意されており、外はカリッと、中はふわっとした素材のうまみを活かしたパンを堪能できます。
お土産としてお持ち帰り用のパンを買って帰るのもおすすめですよ。
長野の観光モデルコース「軽井沢・プリンスショッピングプラザ」
「軽井沢・プリンスショッピングプラザ」は、軽井沢駅からすぐの場所にあるアウトレットモールです。
ハイブランドショップの数とショップクオリティの高さが魅力で、国内最大級のアウトレットモールとして知られています。
ショッピングを楽しめることはもちろんですが、広大な敷地の中で芝生の広場や池によって豊かな自然を体感できるつくりになっています。
また、軽井沢・プリンスショッピングプラザはペットと楽しめるのも特徴的です。
敷地内には、お買い物中にワンちゃんを預けられるペットサロンや、ワンちゃんと遊べるドッグランも完備しているので、ペット連れの旅行にもおすすめですよ。
【関連記事】【ペット可】犬連れ旅行におすすめ観光地5選!必要な持ち物とは?
車なしの長野旅行には小布施観光ルートもおすすめ!
今回は松本・安曇野を巡るルートを紹介しましたが、もし長野市周辺をメインに楽しみたい場合は、小布施観光もおすすめです。
長野の車なしで行ける観光地「北斎館」
小布施(おぶせ)は、善光寺駅から電車で1時間ほどの場所にある独自の文化が根付く街です。
あまり知られていませんが小布施駅周辺には観光地がたくさんあり、その中の一つに葛飾北斎の専門美術館「北斎館」があります。
北斎が晩年に小布施に滞在して作品を制作していたことから、この地に美術館を建造しており、東町祭屋台天井絵「龍」「鳳凰」といった晩年の北斎の傑作を見ることができます。
また、近くには風情ある景色を楽しめる遊歩道「栗の小径(くりのこみち)」があるので、美術館を堪能した後に散策もできますよ。
長野の車なしで行ける観光地「竹風堂 小布施本店」
「竹風堂 小布施本店」は北斎館から徒歩2分の距離にある栗菓子の専門店です。
小布施は栗の産地としても有名ですが、竹風堂では小布施栗をはじめ国産栗100%で作った栗ようかん、栗どら焼き、栗おこわなどを提供しています。
スイーツだけでなく栗を使った定食も楽しめるため、ランチタイムにもおすすめのお店です。
岩松院(長野県上高井郡小布施町)
岩松院(がんしょういん)は、長野県小布施町にある曹洞宗の寺院で、戦国武将・福島正則の菩提寺としても知られています。
この寺の最大の見どころは、葛飾北斎が手がけた「八方睨み鳳凰図(はっぽうにらみほうおうず)」。
本堂の天井に描かれたこの巨大な鳳凰図は、どこから見ても睨まれているように感じられる不思議な構図が特徴で、北斎晩年の傑作のひとつとされています。
また、境内には福島正則の霊廟や、小林一茶ゆかりの俳句碑もあり、歴史と文化を深く感じられるスポットです。
車なしで長野旅行をしてみよう!
今回は善光寺と軽井沢を1泊2日で巡るコースをご紹介しましたが、観光地が駅から近いこともあり、タクシーやバスなどを乗り継ぐこともなくスムーズに観光できそうでしたね。
どうしても自然をメインにした旅行にしようとすると車があったほうが便利ですが、善光寺や軽井沢といった文化やショッピングを楽しむ旅行であれば、電車と徒歩だけでも行動しやすいです。
ただし、お土産が多くなると手荷物が増え、車のようにトランクに収納しておくことができないので注意しましょう。
ロッカーを探しておくか、あらかじめ大きめのスーツケースを持っていくのがおすすめですよ。
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