最近では、妊娠中に旅行に出かけることを「マタ旅」と呼ぶことがあります。「赤ちゃんが生まれる前に夫婦で思い出作りをしたい」「妊娠中のストレス発散をしたい」という想いから、海外旅行に行く人が増えているようです。
ですが海外旅行に行きたい一方で、安全性が気になっている方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、「妊婦が海外旅行をする場合のリスクと注意点」についてご紹介します!
この記事を最後まで読み、しっかり知識をつけて「マタ旅のトラブル」を回避していきましょう。
妊娠中の海外旅行におけるリスク
妊娠中の旅行はリスクを伴います。
というのも、妊婦は通常時の体よりも疲れやすかったり、免疫力が低下しているからです。
具体的には以下3点のリスクがあります。
以下で詳しく解説していきますね。
エコノミー症候群
エコノミー症候群とは、長時間ずっと同じ姿勢で座っていることにより、静脈の中に血の塊(血栓)ができてしまう病気です。血栓によって腫れや痛みを生じたり、静脈をつまらせて呼吸困難を引き起こしたりします。
妊娠中は生理的な変化で通常時よりも血栓ができやすい状態になっています。
そのため長時間のフライトを伴う海外旅行はできるだけ避けたほうがいいでしょう。大体8~9時間ぐらいがベストです。
どうしても長時間のフライトをやむを得ない場合は、以下の対策をしておくのがおすすめです。
フライト時間が9時間以内のおすすめの国
ハワイへのフライトは8~9時間で、飛行機から降りた後も市内までタクシーで20分ほどです。日本語がしっかりと通じるのもポイント。
台湾へのフライトは3時間半で、日本人観光客も多いのが心強いです。リーズナブルな物価なので観光ではなくゆっくりとお買い物を楽しむのにちょうどいいですよ。
バリ島へのフライトは約7~8時間です。ここには世界中の寄付で運営されているブミセハット国際助産院があります。自然な出産をしたいという人の利用も受け入れていて、日本人も多く利用しています。
ウィルス感染と食中毒
妊婦は免疫力が低下しており、感染症を引き起こしやすい状態です。
また、ウィルスだけでなく食中毒にも気をつけましょう。
通常時に食べても問題ないような食べ物でも、妊婦が食べると食中毒を引き起こしてしまうことがあります。
ウィルス感染と食中毒に対しては、以下の対策を考えておきましょう。
日本と異なる医療体制
海外と日本では医療体制が異なります。
例えば、日本では無料で救急車を呼ぶことができますが、アメリカをはじめとするいくつかの国では有料です。
体調を崩しやすいので、救急車を呼ばなくてはならない場面に遭遇することも十分あり得ます。
また、妊娠後期の旅行は出産が早まってしまった場合大変ですので、安定期(16週~28週)が旅行にベストです。
万が一海外で出産しなければならなくなった場合、飛び込み出産を受け入れてくれる病院があるかもわかりませんし、もし入院できたとしても医師が適切な処置をできるか、言葉が問題なく通じるか、医療費はいくらになるのか、といった様々な不安やリスクと戦うことになるでしょう。
医療体制が異なる点については対策が難しいですが、海外旅行に行くとしてもできるだけ安定期を選び、日本観光客が多いor日本語が通じそうな場所を選ぶようにするのがベストです。
妊婦の海外旅行先の過ごし方
妊娠中に海外旅行に行くことのリスクを把握した上でも、どうしても行きたい場合は以下の過ごし方を意識しましょう。
ハードスケジュールを組むと体調を崩してしまうリスクがあります。予定を詰め込みすぎないようにし、こまめに休憩を取れるようなのんびり旅行を心がけましょう。できればのんびりできるリゾート地がおすすめです。
せっかくの海外旅行だから観光したいという気持ちもわかりますが、移動や乗り継ぎがあるとストレスになるのでグッと我慢しましょう。一箇所に滞在してのんびりビーチで過ごすような楽しみ方がおすすめです。
また、感染症や病院へかかるリスクを減らすためにも、衛生面と安全面において安心できる場所へ行くようにすることも意識しましょう。また、食べ物の衛生状態なども確認しておきたいところです。
航空券を探すならGalaxy Travel
妊娠中の海外旅行は推奨できませんが、「短時間のフライトの航空券」を選ぶことでリスクを避けることができます。
Galaxy Travelであれば、「乗り継ぎ回数」や「フライトの時間帯」を選んで航空券を探すことができるため、妊婦さんにもおすすめの航空券比較サイトです。
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