義両親との旅行に行きたくないと感じる理由はさまざまですが、「気を遣って疲れる」「金銭的な負担が大きい」「価値観が合わない」といった声が多く聞かれます。
しかし、義両親との関係を壊したくないため、簡単には断れないというジレンマを抱えている人も少なくありません。
本記事では、義両親との関係を維持しつつ、無理なく旅行を断る方法をご紹介します。気まずくならず、上手に断るコツを知り、ストレスを軽減しましょう。

義両親と旅行に行きたくない理由とは?
義両親と旅行に行きたくない理由はさまざまですが、特に多いのは以下のような意見です。
旅行中はどうしても一緒に過ごす時間が増えるため、小さな問題が蓄積して大きなストレスになりやすくなります。
具体的にどんな問題があるのかは、以下を参考にしてください。
気を遣いすぎてしまう
どれだけ良好な関係でも、義両親の前では気を遣ってしまうと感じる人は多いです。
礼儀正しくしなきゃ、と思うあまり気が張ってしまい、それが疲れになる傾向も。
食事の際も自分のペースで食べられず、義両親の好みに合わせる必要があったりといった気疲れが「旅行に行きたくない」という感情に繋がることもあります。
自由な時間がない
旅行中のスケジュールが義両親主導で決められ、自分の時間が持てないのも旅行に行きたくない理由として大きいです。
夫や子どもとリラックスできる時間が少ないと気を張っている時間が長くなり、疲れたというマイナスな感情だけが残ってしまいやすくなります。
価値観の違いがストレス
旅行に対する考え方や楽しみ方が異なるのも、ストレスを感じる原因のひとつ。
「行きたい場所や食べたいものの意見が合わない」「義両親のペースに合わせなきゃいけない」といったことが続くと疲れてしまいます。
育児や家事の負担が増える
旅行先でも子どもの世話や食事の準備が求められることが多いと、リフレッシュどころか疲ればかりが蓄積してしまう原因に。
義両親からの育児アドバイスにプレッシャーを感じるという声も多いです。
義両親との旅行を断る方法【関係を壊さない対処法5選】
ここでは、義両親の旅行を断る方法を5つ紹介します。
今後の関係に響かせずに旅行を回避するポイントを解説していますので、参考にしてください。
仕事や他の予定を理由にする
義両親との旅行を断る際は、忙しさを理由にすると角が立ちにくいです。
この際、「○日くらいまで忙しい」と具体的な日にちを言ってしまうと「じゃあ○日以降に」と誘われてしまう可能性があるので、「最近忙しくて」といった伝え方がいいでしょう。
体調や家庭の事情を理由にする
体調や家庭の事情も、相手に理解されやすい理由のひとつです。
旅費に関しては義両親に出すと言われると断るのが難しくなるので、そもそも行きたくない場合は体調や習い事を理由にしたほうがいいでしょう。
旅行の代わりに別の提案をする
宿泊ありの旅行は荷が重いな……という場合、近場の日帰り旅行を提案するのもおすすめです。
または、「旅行は難しいけど食事に行きましょう」と誘うと、関係を旅行に保ちたい気持ちがあると伝わり、角が立ちにくくなります。
夫に相談し、義両親に伝えてもらう
夫の協力が得られる場合、夫からやんわり伝えてもらうのが最適です。
その際は「夫婦で相談したんだけど」と、お互いの予定などを擦り合わせようと努力したことをアピールすると、より理解を得やすくなります。
正直に気持ちを伝える
義両親との関係が良好な場合、正直に伝えるのも手です。
誘ってもらえるのはすごく嬉しいと前置きしつつ、どうしても気を張ってしまって疲れるなど気持ちを伝えましょう。
その上で、頻度を減らす提案をしたり、日帰りならOKなどの代替案を提案すると一方的にならず、より旅行な関係が築けます。
角が立たないように、相手を思いやる表現を心掛けるのがポイントです。
義両親と旅行に行く場合のストレス軽減法
義両親との旅行を避けられない場合、ストレスを溜めない工夫が必要です。
特にイライラの原因になりやすいのはスケジュールを一方的に決められてしまうことへの不満や、費用面、育児の負担などが挙げられます。
こうした問題については、事前に話し合っておくことが重要です。
義両親と旅行を楽しむコツ
義両親と旅行に行くときは、スケジュールをお互いに共有しておくことが大切です。
話し合いの段階で「ランチはこの店に行きたい」「この観光地に寄りたい」といった要望を出して一緒に計画を立てると一方的に決められるストレスを抑え、楽しみやすくなります。
また、夫の協力をあおぎ、自由時間を確保して適度に距離を取れるように心がけましょう。
部屋は別にするなどの工夫をすると、旅行中でもほっと一息つける空間を確保できます。
旅行費用はどうするか話し合っておく
義両親との旅行が金銭的に負担になっている場合、予算を理由に断るのも手段のひとつ。
それでも行くことになった場合は、費用分担の話し合いを事前に済ませておくことや、家計から出せる範囲を明確にすることが大切です。
ここをうやむやにしてしまうと「やっぱり行かなきゃよかった」とストレスが溜まるので、しっかり時間をかけて話し合いましょう。
言った・言わないを防ぐために、話し合って決めたことはメモを取るのも大切です。
赤ちゃん・小さい子どもがいる場合の対策
赤ちゃんや小さい子どもがいる場合、長距離移動が難しいと伝えて近場や日帰り旅行を提案しましょう。
また、旅行中は夫や義両親と育児の負担を分担できるよう調整するのも大切です。
ベビー用品や離乳食の準備をするときは、オムツなどの消耗品をすこし多めに用意しておくと旅行先での購入を避けられます。
二度と義家族との旅行に行かないための対策
義両親と旅行に行ってみたけど、リフレッシュや思い出作りどころではなく、結局疲れただけだった場合、二度と行きなくないと感じるのは当たり前です。
ここでは、二度と義両親との旅行に行かないための対策を紹介します。
過去の旅行がつらかった場合の伝え方
過去の旅行がつらく、行く気になれないときは正直に「前回の旅行が大変だったので、今回は遠慮したい」と伝えてしまうのも手段のひとつ。
その際、子供が自分のことをできる年齢(小学生など)になったら行きましょうなど提案すると角が立ちにくくなります。
夫と話し合って、夫と子供・義両親だけで旅行に行ってもらうのもいいかもしれません。
断る習慣をつける
日頃から断る習慣をつけておき、何事も「行けるときだけ行く」スタイルを確立しましょう。
過去の旅行があまりにひどかった場合は、「旅行は基本的に行かない」という姿勢を少しずつ示すのもありです。
まとめ
義両親との旅行を断るときは、相手の気持ちを尊重しながら上手に伝えるのがポイントです。
断る際は仕事や体調、家庭の都合を理由にすると角が立ちにくく、その後の関係を良好に保ちやすくなります。
旅行を断る代わりに食事などの代替案を提案するなどのフォローを入れるのもおすすめです。
義両親との旅行をどうしても避けられない場合は、夫に協力をあおいでストレスを減らす工夫をしましょう。
また、日頃から断る習慣をつけることで、今後の旅行の誘いに対する期待感をコントロールしやすくなります。