低価格が魅力のLCC。安い航空券を手に入れるために検討したものの、逆に安くて不安を覚える方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、「なぜLCCは安いのか」の理由について解説していきます!
安全性についても詳しく話しているので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
なぜLCCは安いのか?
LCCは以下5つの理由により、安い航空券の販売を実現しています。
どういう仕組みで安くなっているのかについて、以下で詳しく見ていきましょう。
無料サービスの削減
基本的な運賃に含まれていない追加サービスをオプションとして提供しています。オプションの内容は、機内食や座席選択、受託手荷物料金などです。とくにこだわりが無い人であれば、これらのオプションはなくても困りません。
これにより、必要ないものを支払うことなくコストを抑えることができているのです。
また、座席モニターやエンタメ機器などの「機内設備」を簡素化することでも、初期投資やメンテナンスにかかる費用を抑えています。始めて利用した人は少し物足りさを感じるかもしれませんが、それが低価格の秘密でもあるのです。
オンライン限定販売
航空券の販売を「オンライン限定の直接販売」にしています。
これにより、旅行代理店へ支払う手数料の削減や、電話窓口や空港カウンターで販売対応する人件費の削減ができているのです。
また、24時間体制のオンラインは消費者にとっても利用しやすく、効率的な販売ができるというメリットもあります。
座席数の拡大
座席間の幅を狭めて座席数を増やし、一度に搭乗できる乗客数を拡大しています。
これにより一人あたりの単価を下げても、一回分の搭乗利益を担保することができているという仕組みです。
「LCCの座席は狭い」とよく言われますが、それもコスト削減のための手法なのです。
使用機種の統一・選定
航空機の機種を1種類に統一し、適切な機材を選定しています。
機種を統一することで実現するのが、メンテナンス費用、部品等の在庫管理費用、パイロットの操縦教育にかける費用などの削減です。
また、適切な機種を選定し、新しい機種及び機材を導入することで整備コストも減らしています。
人気空港の回避
国内だと「成田空港」や「羽田空港」といった人気空港の利用を避けることで、空港着陸料を安くしています。
航空会社は空港側へ着陸料を支払う必要があり、都心に近い便利な空港はその料金が高く設定されています。
着陸料が安い空港を利用することでコスト削減を実現し、その分航空券代を安くしています。
また車と同じで、待機時間が長いほど「駐機料金」が発生するため、着陸してから離陸するまでの時間を短縮し、駐機料金の節約もするなど、細かいところでしっかりと低価格で提供できるような努力がされています。
LCCの安全性は大丈夫?
LCCは安いので、「古い機材を使いまわしているのでは?」「整備を手抜きして人件費を削減しているのは?」という憶測や悪いウワサが流れてしまうことがあり、それを見て安全性に不安を持った人もいるかもしれません。
しかし、LCCも大手航空会社と同様に高い安全基準を持っており、航空安全性について以下のような厳格な規制が存在します。
- 航空当局による監視による安全性のチェック
- 定期的な点検による航空機の安全性の確保
- 高い資格と経験を持つ操縦士と整備士
- 新しい航空機の導入
- 乗務員へ安全意識を養うプログラムの実施
前述した通り、LCCでは削減すべきところで人件費を削減して効率的な経営をしています。また、積極的に新しい機材・機種を導入しているように、安全性を揺るがすコスト削減はしていません。むしろ大手航空会社よりも一度の事故が命取りになりかねませんので、特に注意を払っているのでは、という風にも考えられます。
安全面で大手航空会社・LCCに違いはないと考えていいでしょう。
LCCを利用する際に便利なサイト
LCCと大手航空会社で安全性に違いがないことが分かり、安い理由も知ったことで安心して利用できるようになったかと思います。
航空券比較サイトの「Galaxy Travel」を利用すれば、LCCの航空券を簡単に探すことができるのでおすすめです!
予約画面もシンプルでわかりやすく、初めてでも簡単に操作ができるので、ぜひ利用してみてくださいね。