東北地方といえば、青森や秋田など北海道に近い北東北エリアをイメージしている方が多いかもしれませんが、南端にある福島県は関東地方寄りであり、東北地方は、とても広いエリアなのです。
そのため、魅力的な観光スポットやグルメスポットがたくさんあり、旅行計画中きっと「どこに行こうか」と迷うのではないでしょうか…
そこで本記事では、東北旅行2泊3日モデルコース、夏の山形・宮城編をご提案していきます。
これまで多数の旅行記事を担当してきたライターが、おすすめスポットをピックアップしていきますので、ぜひ、参考にされてくださいね。

【山形・宮城】東北旅行2泊3日モデルコース【歴史と蔵王を楽しむ】
山形・宮城は、関東と北東北に挟まれた、本州のなかでも少しくびれている部分に位置し、2泊3日の旅行で移動しやすい距離感であることに間違いありません。
仙台城跡や、日本三景の松島、山寺で歴史を感じ、夏の蔵王の大自然を満喫する2泊3日のモデルコースをご提案いたします。
夏の青森・秋田編と同じく、車の利用を前提としていますので、レンタカーの事前手配をお忘れなくお願いしますね!
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東北旅行2泊3日モデルコース 1日目のスケジュール
- 10:30までに
仙台空港に到着・レンタカーを借りる - 11:00
伊達の牛たん本舗でランチ - 12:00
仙台城跡(青葉城址) - 13:30
仙台七夕まつり - 16:00
仙台駅付近のホテルにチェックイン・休憩 - 17:00
ずんだ茶寮でずんだシェイクを堪能 - 18:00
AER31階展望テラスで仙台市街を一望 - 19:00
仙台駅付近の気になる飲食店で夕食 - 21:00
ホテルに戻る - 入浴
- 22:00
就寝
伊達の牛たん本舗
仙台グルメの代表格といえば、やはり牛タンです。売店からおみやげとして自宅や大切な人に発送することも可能ですが(私も仙台を訪れたときに当時お世話になった知人に送りました)、現地で味わいたいものです。
レストランでは、極上または極厚の芯たん、牛たん、はらこ飯などがいただけますよ。
また、お弁当を注文して、ホテルでゆっくりと味わうのもアリでしょう。
仙台城跡(青葉城址 青葉山公園)

時の将軍、徳川家康から警戒されないよう、天守閣は設けなかったとの言い伝えもある仙台城。
現在、国の史跡に指定されている仙台城(跡)は、初代仙台藩主となった伊達政宗公により築かれ、1602年に完成したと言われている歴史的価値の高い観光地のひとつです。テレビの旅番組などでよく見かける伊達政宗公騎馬像もあります。
残念なことにお城は現存していませんが、石垣と、脇櫓(再建されたもの)が見られるほか、青葉城資料展示館で、CG再現による青葉城復元映像などが確認できるのだとか。
勇壮な政宗公とぜひ一緒に記念撮影を!
仙台七夕まつり

仙台七夕まつり(毎年8月6~8日開催)は、東北三大祭りのうちのひとつで、まつりを彩る重厚で華美な飾りは、竹と和紙でつくられています。
関連して仙台七夕花火祭では、約16000発の花火が打ち上げられるそうで、日程が合えば夜、仙台市内の観覧スポットに繰り出して、鑑賞してもいいのかもしれません。
ずんだ茶寮
宮城県のご当地スイーツ(銘菓)として名高いずんだ餅ですが、夏の時期ということで菓匠三全のずんだシェイクをいただくようにしましょう!
筆者の感想ですが、意外と濃厚で、程よく甘く、飲みごたえがありました(昔、羽田空港にあるずんだ茶寮で飲みました)。
まだ未開拓の方はぜひ!
AER31階展望テラス
仙台駅前(徒歩2分)にある超高層商業施設で、31階は展望テラスとして、無料開放されています。
仙台市街地を一望できますので、ぜひ晴れた日は、キレイな夕景を見に行きましょう。
東北旅行2泊3日モデルコース 2日目のスケジュール
- 9:00
ホテルをチェックアウトして出発 - 10:00
松島を観光 - 10:30
松島を出発 - ルート上で気になったお店でランチ
- 13:00
山寺・宝珠山立石寺を散策 - 15:30
山寺・宝珠山立石寺を出発 - 16:30
蔵王の御釜展望台に到着 - 17:00
蔵王の御釜展望台を出発 - 18:00
蔵王エリアのホテルにチェックイン - 19:00
食事 - 入浴
- 22:00
就寝
松島

日本三景のひとつである松島について、松島や ああ松島や 松島やという句で知っている方も多いと思います。松島を行脚した松尾芭蕉の句との認識があったのですが、近年では諸説あるようです。
芭蕉の句か、そうでないかに関係なく、目にするだけの価値がある景勝地ですので、蔵王に向かう前にぜひ立ち寄りましょう。
ルート的には四大観のひとつ、松島全景を観られる扇谷を訪れるのが、おすすめです。
山寺 宝珠山立石寺

ここから山形県に入りました。
山寺は通称で、正式には、宝珠山立石寺といいます。こちらで芭蕉は、閑さや岩にしみ入る蝉の声という句を詠んでいます。
モデルコースでは多めに時間をとっていますので、その日のコンディションと相談しながら、登山口から大仏殿まで往復約2時間の散策を楽しまれてみてください。
山寺散策、蔵王トレッキングではスニーカーやトレッキングシューズが必須です。
蔵王の御釜展望台

御釜(おかま)は、蔵王連峰の中央部に位置する火口湖です。水が入っている釜のような形状をしていることから、こう呼ばれているそうです。
五色沼という異名を持ち、陽のあたり方によってコバルトブルーやエメラルドといった色に変わる姿も見られるかもしれません。
最終日の蔵王ロープウェイとは離れた位置関係にありますので、2日目に組み込むのがいいでしょう。
東北旅行2泊3日モデルコース 3日目のスケジュール
- 8:45
ホテルをチェックアウトして出発 - 9:15
蔵王ロープウェイ/蔵王トレッキング - 12:00
蔵王を出発 - 13:00
かみのやま温泉でランチ・観光・入浴 - 15:00
かみのやま温泉を出発 - 16:00
レンタカーを返却 - 16:30~
山形空港でおみやげ購入後、帰路につく
蔵王ロープウェイ/蔵王トレッキング

スキースポットとして有名な蔵王ですが、夏も空の青と山の緑の大自然が広がっていて、爽快な景色を楽しめますよ。
蔵王ロープウェイで山頂まで行き、蔵王自然植物園やいろは沼などを周遊するトレッキングコースで、カラダを動かしていきましょう。
途中、蔵王テラスやイス、ハンモックを見つけたら、休憩するようにしてくださいね!
かみのやま温泉

福島県の東山温泉、同じ山形県の湯野浜温泉と一緒に、奥羽三楽郷と呼ばれている温泉です。
ランチでお腹を満たし、日帰り入浴できるところや各所にある足湯で蔵王トレッキングでの疲れを癒して、帰路につくようにしましょう。
モデルコース作成の参考にしたい宮城・山形の観光地
開催日程が3日間ですので、仙台七夕まつりの日程に合わせることができない場合もあると思います。もちろん、そのほかにも魅力的な観光スポットがありますので、追加でご紹介しておきます。
青葉通 ケヤキ並木
わがまち緑の名所100選に選出されているケヤキが立ち並ぶ通りで、夏は木陰ができるエリアです。
JR仙台駅付近の青葉区中央1丁目から大町2丁目あたりの通りを指しており、旅仲間と一緒にぜひ、散策してみてくださいね!
大崎八幡宮

仙台城と同様、伊達政宗公にゆかりがありますが(社殿を寄進)、大崎とは、室町時代に奥州を統治していた大崎氏からとっています。
坂上田村麻呂が創祀した鎮守府八幡宮を、室町時代に大崎氏が宮城県大崎市田尻町(旧遠田郡田尻町)に遷祀しましたが、大崎氏滅亡後に伊達政宗が御神体を遷し、1607年に仙台城の乾の方向(鬼門)である、現在地に祀ったものです。
社殿は、国宝となっており、仙台を訪れた際は参拝を検討したい建造物です。
上山城郷土資料館
かみのやま温泉でゆっくりしたあと、山形空港に向かう前にまだまだ時間があるようでしたら、上山城跡に建てられた模擬天守兼郷土資料館を訪れてもいいでしょう。
車で5分前後で行くことができますし、なによりも天守閣から”遠目に”蔵王連峰を見渡せますので、ここを夏の山形・宮城旅のフィナーレにしてもよいのではと思います。
夏の東北旅行2泊3日で文化・歴史・自然を満喫しよう!
東北は冬のイメージが強いのですが、夏の時期は空の青と山の緑が眩しくて、手を広げて深呼吸したくなるような大自然も点在しているエリアということが、おわかりいただけたと思います。
おまつりやイベントも大切ですが、会社のお休みに合わせて日程を決めても、魅力ある観光地がたくさんあるため、どちらにしても充実した東北旅行になるはずです。
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