大江戸線の蔵前駅と浅草線の蔵前駅、隅田川の間の川沿いの一帯は、おしゃれで美味しいバーやグルメの激戦区。
蔵前が「下町のブルックリン」と言われるようになった立役者の一つである複合商業施設「MIRROR」も、ここにありました。
そんなミラービルに入っていた有名店と言えば、「Riverside Cafe Cielo y Rio(リバーサイドカフェ シエロイリオ)」。
残念なことに、複合商業施設「MIRROR」「シエロイリオ」は2023年12月末に閉店してしまいましたが、またこの通りに一つ、良いビストロが誕生しました。
こちらは「イタメシ ビストロ BAFFI(バッフィー)」
2024/04/20(土)に「王様のブランチ」のコーナー、「ごはんクラブ」の「やっぱり魚が好き!春」の特集でカサゴのアクアパッツァが紹介されたお店です。
実は放送前日に会社の数人とご飯を食べに行っていて、そこでTVに出る話を伺っていました。
残念ながらカサゴのアクアパッツァは頼んでなかったのですが、他のご飯もとっても美味しかったです!
今回はそんな「イタメシ ビストロ BAFFI」をご紹介します。
「イタメシ ビストロ BAFFI」とは
浅草線・大江戸線の蔵前駅から徒歩5分以内と、アクセスの良い場所にあるイタリアンを楽しめるお店です。
銀座線の田原町駅や浅草駅、浅草橋駅からも徒歩15分以内なので、浅草観光→蔵前ショッピングの流れから、ディナーとしておすすめのお店です。
以前は台東区寿町でTaroTica(タロチカ) というお店を経営されていました。そちらを閉店したあとには茨城のほうで新しくお店を経営していましたが、以前のお店をとても気に入ってくれていたお寿司屋さんのオーナーさんから「自分の店(お寿司屋さん)の上を(店舗として戻れるよう)空けておくから」と、熱烈なラブコールをもらい、現在の場所に「イタメシ ビストロ BAFFI」として再び戻ってきたのです。
戻ってきて欲しいと言われるのは、素晴らしい料理あってこそ。しかし何よりシェフの人柄がなせるものでもあります。
蔵前は現在もおしゃれなカフェやお店がどんどん増えていっていますが、そのどれも価格帯は昔に比べてかなり高いものばかりです。
そこで、地元の人たちや仕事帰りの人がふらっと立ち寄って一息ついてご飯を食べれるような場所にしたい、美味しいものを食べて明日からも元気に頑張ってほしい。そんな思いで現在のお店を経営しているそうです。「下町の、人と人とのつながり」をとても愛しているというのが伝わりますね。
蔵前という面白い場所や人が好き。
観光客の方ももちろん大事だが、地元の人に愛される店でありたい。
そんなお話を楽しそうにしているシェフの人柄にも、癒やされるようなお店です。
「イタメシ ビストロ BAFFI」ディナーでの利用シーン
ワインの種類がたくさんあり、ワイン好きさんにおすすめです。カウンター席もあるので一人でゆっくりお酒を楽しむことができます。
ディナータイムは開店が17時でラストオーダー23時、営業時間は24時と、遅い時間まで営業されているので、仕事帰りに立ち寄るのも◎リーズナブルな価格帯なので気兼ねなく誘いやすいのも嬉しいポイント。食べログからの予約もできます。
気取らない雰囲気のお店なので、二人でゆっくりと食事と会話を楽しみたいカップルさんのデートにもピッタリです。
注意点
お店が2階なので、ベビーカーと一緒だとかなり大変です。ベビーカーを畳んでお子さんを抱っこしたまま階段を登るのはかなり厳しいかと思います。また、入り口付近のワインボトルのディスプレイなど、簡単にお店のものを触れてしまうので、2~3歳の動き回る子どもと一緒では、ゆっくりくつろぐのは難しそうです。
お子さんを預けてママ同士で和気あいあいとおしゃべりするのにはぴったりなので、大人向けだと割り切って利用したほうが良いでしょう。
「イタメシ ビストロ BAFFI」のポイント
価格帯
蔵前のイタリアンとしてはかなりリーズナブルなお値段設定。おそらく、通常設定より2~3割は安いと思います。ワインは他のイタリアンバルでいたくと、1.5倍ぐらいの価格になるものも。気軽にイタリアンとワインを楽しめます。
食事と合わせて考え抜かれたワイン
メニューに味わいの説明やどの料理に合うかをしっかりと書いてくれているので、ワインに詳しくない人でも気軽に挑戦してみようと思えるのが嬉しいポイント。グラス対応ワインの種類が多く、伺ったときは春の時期に合わせたワインをグラスで提供してくれていました。特別なおすすめメニューは、その時のおすすめメニューに合わせたワインを提供されているのかもしれません。
気取らないカジュアルな雰囲気
カトラリーにお箸が置いてあるので、変にフォークやナイフの扱いを気にせず、気取らずに思い切りイタリアンを楽しめるのが嬉しいポイントです。かしこまった雰囲気はなく、とにかくわいわい楽しくご飯を食べるという印象。「アディショナルタイム(閉店時間の延長)」が発生して遅い時間まで楽しめることも。
ラスト付近まで食事をしていたので、初回の来店にもかかわらずに最後にシェフがお話をしに来てくれてお見送りまでしてくれるなど、楽しい空間でした。
気配りの行き届いた店内とスタッフさん
テーブルには替えのお皿がすでに置いてあり、いろいろなお料理を取り分けて汚れたお皿も、すぐに新しいものへ交換して味が混ざらないようにしてくれています。もちろん二枚とも汚れてしまった時にも、店員さんにお願いすれば快く新しい取り皿をもらえますよ。
「イタメシ ビストロ BAFFI」のディナー
メニュー表
多くのメニューに一言紹介文がついているので、どんなお食事なのか想像しやすく選びやすかったです。
お食事
01.絶品マルゲリータ
イタリアン王道のマルゲリータ。もちもちで薄いピザ生地とトマトソース、バジル、チーズが口の中で良く絡む。最後にバジルより濃厚なチーズの香りが鼻を抜けていきいます。
02.3種類のオリーブマリネとハウスワイン(白)
オリーブは火入れをしているのでコクがあり、風味が豊かなので、3種類のオリーブの味の違いがはっきりわかる。ワインのお供には最高でコスパ抜群。「まずは」の一品に最適。
ハウスワインは少し辛口でさっぱりとした、飲みやすいお味。どの料理にも合い、考え抜かれて選ばれていると感じました。
03.枝豆のアンチョビソテー
アンチョビ、ニンニク、唐辛子が利いてる。濃いめの味付けでついつい手が止まらなくなるが、たっぷりの量がくるのでご安心。
04.5種の木の子とベーコンのアヒージョ
たっぷりのキノコと風味の強いベーコンの相性が抜群。バケットも外カリ中フワモチでいくらでも食べれてしまう!
05.ふわふわオムレツ
ゴルゴンゾーラの風味が豊かなオムレツ。ふわふわぷるぷるの卵が口の中でとろけながら消えていく……。蜂蜜をたっぷりかけてしまった方が、卵本来の甘さやゴルゴンゾーラの風味を浮き立たせてくれて更に美味しくなる。
06.デザート
- アフォガード/大人のアフォガード:
エスプレッソコーヒーをたっぷりバニラアイスにかけて食べるアフォガードは、すっきりした味わい。苦みでバニラの甘さが引き立ちます。
対して大人のアフォガードは、選び抜かれてお取り寄せした、こだわりのエスプレッソリキュールを使用。バニラのアイスが美味しくなると言うより、エスプレッソリキュールを楽しむためにアイスが添えられているような感じ。最後の〆に最高。 - ティラミス:
マスカルポーネをつかった、イチオシのデザート。甘さも丁度よく、最後にもう少しだけなにか食べたい……という欲求を満たすのにピッタリ。とろっとろの口当たりを邪魔しないサイコロ状のスポンジがポイント。
「イタメシ ビストロ BAFFI」の基本情報
住所 | 〒111-0051 東京都台東区蔵前2丁目8−10 佐々木リバーサイド 2F |
交通手段 | 【浅草線】 浅草側から1番ホーム:A2出口より徒歩4分 浅草橋側から2番ホーム:A4出口より徒歩4分 【大江戸線】 A5・A6出口より徒歩5分 【徒歩】 銀座線 田原町駅:13分 東武スカイツリー/銀座線 浅草駅:15分 中央・総武線/浅草線 浅草橋駅:15分 |
営業日 | 火・水・木・金・土・日・祝日・祝前日・祝後日(月曜定休日) |
営業時間 | ランチ:オープン11:30 - 15:00 L.O. 14:00 ディナー:オープン17:00 - 00:00 L.O. 23:00 |
お支払い方法 | クレジット カード(VISA, JCB, MASTER) 交通系ICカード d払い, PayPay, 楽天ペイ, au PAY |
最大人数 | 24人 ( 宴会・パーティー時/着席:24人 ) |
駐車場 | なし(近隣にコインパーキングあり) |
その他 | 完全禁煙 |
おわりに
今回はディナーで利用しましたが、ランチ営業もされています。
浅草駅からも足を運べ、蔵前自体もおしゃれなお店が多い場所なので、例えば午前中浅草観光をして、蔵前に移動してランチに利用してもいいですし、午前中浅草観光、浅草でもんじゃランチ、午後に蔵前をお買い物してディナーに利用する、などのデートプランが考えられそうですね。
次回は是非ランチのときに伺いたいです。